我が家の中で、一番使用頻度が高かい調理器具、DANSKコベンスタイルの片手鍋。
ほぼ毎日といっていいほど使用してきました。
購入から5年が経過し、扱いの悪さも手伝ってもう限界。
迷うことなく、再度DANSKの片手鍋を購入しました。
今まで使ってきたDANSKの片手鍋の様子や、気をつけたい取扱いのポイント、新旧の比較などを記事にしてみます。
普段使いの片手鍋はDANSKコベンスタイル一択
北欧デザインを代表する、DANSKの片手鍋を購入したのは復刻カラーが加わった5年ほど前。
現在は廃盤になっているピンクとともに登場した、ティール(ターコイズ)が目にとまり即買い。
それからろくなお手入れもせず、朝〜晩まで、家族4人分の、みそ汁、スープ、野菜のボイルなど、なくてはならない調理器具のひとつになりました。
そんな使用頻度の高い鍋を買い替えることになりましたが、ほぼ、迷うことなく再度DANSKの片手鍋を購入。
過去記事にもまとめましたが、北欧好きならずとも、DANSKの鍋は、ひとつは持っておきたいほどおしゃれさを兼ね備えた便利なものなのです。
詳細は、過去記事を見ていただくとして、片手鍋を使ってきて、よかったことを書き出してみます。
- サイズ感がちょうどいい
- デザインやカラーがいい
- 耐久性も問題ない
- 持ちやすく扱いやすい
使い勝手もよく、なにかと出しっぱなしにしになってしまうお鍋がおしゃれに見えてしまうのはとてもありがたいのです。
DANSK以外を選ぶという選択がないぐらい。
4人分の片手鍋を選ぶならDANSKコベンスタイルは鉄板です。
この他、我が家だけの事情になりますが、鍋の収納は、キッチンシンク下の引出しにスタンドで収納しているので、まったく同じサイズの鍋だと収まりがいいということもあります。
お鍋の収納については、こちらの記事にアップしています。
5年使用したDANSK
新品で購入したDANSK。
普段使いのお鍋としてフル回転で使用してきました。
外観は、気になるような傷みはありませんでしたが、内側を思いっきり傷めてしまいまいました。
まずは、蓋の内側部分。
この部分は、調理にはほとんど関係ありませんが、写真の通りかなり表面が痛んでいます。
ほとんど汁物(スープ、ボイル)などに使用してきましたが、内側はご覧の通り、もうほとんどツヤがなくなり限界に達しています。
これは、最近、ダメ元で硬いスポンジでごしごしこすってみたら、ツヤがなくなりいっきに傷みが進んでしまいました。
日常の使い方もありますが、そんなことでもなければ、なかなかここまでの状態にはならないでしょう。
購入した時、少し気になっていた木製のハンドルはご覧の通り。
洗う時も付けっぱなし、洗ったあと自然乾燥でお手入れらしいことは何もしていませんでしたが、実用上問題になるような傷みは感じられません。
ちなみに、手に馴染むウッドのハンドル、取り外しも可能ですが、使っていて外すということはありませんでした。
傷みが目立つ底面。
毎日、硬いガスコンロの上に置いているので、傷みもそれなりといった感じです。
こうしておけばよかったホーローの鍋の使い方
使用頻度や取り扱い方を考えると、よくここまで持ちこたえてくれました。とはいうものの、もう少し気をつけていたらこんなことにはならなかったはずです。
購入したホーローのお鍋をできるだけ長持ちさせるために、こうしておけばよかったという反省点を書いておきます。
汚れが気になっても、スポンジの硬い方でゴシゴシこすりすぎない。
硬い方でごしごし洗っていると、この写真の様になってしまいます。
洗う時に食器などを鍋の中に入れない。
これ、ついついやってしまうんですよね。
洗いものがたくさんある時など、鍋に水を貯めて、そこに食器をつけてしまうことはやめましょう。
引っ越し前の我が家のシンクは狭かったので、ついついこういうことになっていました。
DANSKに限らず、ホーロー製品を使う時は多少いたわりましょう。
あとは、できるだけひどく焦げ付かせないように気をつければ、特に普通の鍋と使い方は変わりません。
焦げ付いた時の対処方法は過去記事にアップしています。
DANSK コベンスタイル 新旧比較
5年使っている間に、DANSKは60周年を迎え、デザインが少し変更されました。主な変更点は、蓋のクロス部分のデザイン。
復刻当初は、太めでしたが、ヴィンテージと同じようなデザインに戻りました。
60周年を記念してイエローの鍋にはロゴが入っていましたが、現在は、イエローのものにもロゴが入っていません。
現在販売されているものは、この写真の手前のものです。
ちなみに、このクロスのデザインが特徴になっている蓋は、鍋敷きにもなるのですが、そのような使い方は一度もしたことがありません。
鍋敷きとして使用したことはありませんが、プレートや別のお鍋など、ちょっとものを置きたい時に意外に便利です。
旧製品の蓋は、もちろん新しい方にそのまま使用することができます。
底面のロゴが変更されています。
普段、まず目にする部分ではありませんが、ハンドルの取り付けが変更になっています。
旧製品は、本体から木ネジが飛び出していて、ハンドルをねじ込む取り付けになっていましたが、新しく購入したものは、ボルトになっていました。
メンテナンス的には、新製品の方がいいですね。
今まで使っていたハンドルを、そのまま買い替えた方に取り付けようと思っていたのですが取り付け不可です。
購入したものは訳あり品
再購入にあたって、調べていたら、訳あり品として6,000円台で販売されていました。若干琺瑯にムラがあるとのことでしたが、見た限りまったく問題個所はわかりません。
購入店は、北欧系の食器類が好きな方にはお馴染みのアドキッチン。
DANSK以外にも、アウトレットの製品も多数扱っているのでこちらのショップは覗いて見る価値があります。
ちなみに、現在、DANSKから18cmの片手鍋は、2タイプ販売されています。
購入時、少し迷ったのは、同じ18cmで容量が多い深型タイプ。
鍋にハンドルがあり、容量が1l多くなっています。
少しだけ迷ったのですが、家族4人分、収納の問題や、今までのものでも容量的に問題なかったので今回は見送りました。
これからはもう少しいたわりながら使いたい
この記事を書くために振り返って見ると、もっと寿命をのばせたはずだと少し反省。ホーロー製品は、少しだけ優しく使ってあげるのが長持ちさせるためのポイント。
改めて、気軽に使えてデザインが気に入るものをと考えてみたのですが、今のところこれほどちょうどいい片手鍋はDANSK以外に思いあたりません。
定期的に琺瑯向けシーズニング(油引きして弱火で2、3分温める程度の空焼き)していればここまでならず良かったかもですね。
返信削除あと琺瑯の固着汚れはとにかくスポンジ擦りはNGですね。水入れ沸騰ふやかしか重曹などは厳格なルールと思った方がいいです
使い込んだ琺瑯は鉄鍋に近い考えと言うか多めに油引きして弱火でシーズニングすればある程度再生します。(強火でシーズニングは無駄なクラックの原因でNG)
あえて琺瑯削り落として完全な鉄鍋にするのも楽しいですよw
匿名さま
返信削除こんばんは。
お手入れについてアドバイスありがとうございます。
鉄鍋として使用も楽しそうですね。
シーズニングの件ですが、味噌汁やボイル中心の用途でも行った方がいいですか?
また、機会がありましたら教えていただけると嬉しいです。
新しいDANSKには、硬いスポンジ使わないように気をつけます。
琺瑯の表面はガラス質とはいえ素材の結びつきはあくまでも塗装に近く、
返信削除陶磁器の釉表面と比べても格段に劣ります(特に丈夫とされるストウブでも)
調理や洗浄など普段の使用でも極微細な傷が入っていくので
どんな調理用途であれ、ガラス質の上を更に油膜保護するシーズニングは大切です
(ですので病気や健康状の理由で油を避けている方には琺瑯製品はお勧めしません)
時々、毎使用後にその都度油を塗り込んだりその都度シーズニングする方もいらっしゃいますが
流石にその必要はありません。普通の液体洗剤と固くないスポンジで洗う程度なら
シーズニングの油膜が完全に脱落とまではいきません
(クラックで鉄地が見えてるなら錆止めとしてその都度油の塗り込みなどは必要になってきますが)
歯のフッ素ケアやお肌の手入れと同じで、表面がカサカサしてきたり使い心地が悪くなってきた際も
重曹などで洗浄ケアした後、シーズニングしてやればガラス質の傷口が油膜で保護されてまた長持ちしてくれます
定期的に揚げ物するのも一つの手です。調理自体でシーズニング効果があります
琺瑯での弱火調理は油はねも少なく、ヘルシーで美味しいテンプラなどができるので一石二鳥です:)
長文で申し訳ありません
匿名さま
削除さっそく詳しい解説ありがとうございます!
ル・クルーゼにもこういったお手入れはしていないので、機会をみつけてやってみたいと思います。
琺瑯で天ぷらも未経験なので、試してみたくなりました。
参考になるコメントありがとうございました!!