超ローテクスニーカー、ムーンスター ジャガーエースGを染めてみました。
ちょっとめんどくさそうだと腰が引けていたけれど、ダイロン プレミアムダイを使ってみたら、あっさりと奇麗に染まりました。
ダイロンを使ったスニーカーの染め方と、カラーシュミレーション11色ぶん作ってみたので記事にしてみます。
ダイロン プレミアムダイを使って染める
中学校生活最後の体育祭を控えた長男向けに購入した、超ローテクスニーカー『ジャガーエースG』。団体戦では遅れをとってしまいましたが、個人種目で堂々の3年連続学年1位を勝ち取ってくれました。
これも、ジャガーのおかげ。すごいぞジャガー!
そんな長男、部活を引退し、私服で過ごす機会が多くなってきました。
学校用の白いスニーカーより、ちょっとおしゃれな靴が必要になってきたので、ダメ元でジャガーを染めてみる事にしました。
染める為に使用したのはダイロン プレミアムダイ。
ダイロン プレミアムダイ オーシャンブルー
いくつかスニーカーを染める方法はあるようでしたが、ダイロン プレミアムダイが最も適しているのではないかと考えてこれに決めました。
理由は、キャンバスは染まるけど、ゴム、ナイロンや金属は染まらないこと。
これなら、ラインなどはスッキリ白く残るはずです。
そしてカラーバリエーションが豊富(現在公式サイトで21色展開)で、手頃な価格であること。
問題になりそうなのは、40℃を保って染める事でしたが、お湯をはったバケツを使って作業すれば冬でも問題ないと踏んで春を待たずして染める事にしたのです。
カラーはかなり迷いましたが、オーシャンブルーというカラーにしてみました。
スニーカーを染める手順
スニーカーを洗います
まずは、スニーカーを洗います。
作業は、全行程バスルームでおこないました。
ダイロンで染める為に必要なもの
ダイロンでスニーカーを染める為に使ったもの
- ダイロン プレミアムダイ 1袋
- 6lの塩水(塩250g 40℃)
- バケツ(お湯をはるため)
- ゴミ袋(この中に靴をいれて染める)
- ゴム手袋(手に染料がつかないように)
- 染め粉を溶かすボウル
- 混ぜるもの(泡立て器)
我が家には、現像用のメスカップと撹拌棒があったので、それを使用する事にしました。
塩250gとひとくちにいっても、こんなに塩を盛った事は始めてだったので、その量に少しうろたえます。
染める前に、公式Blogで手順を確認。
プレミアムダイでスニーカーを染めよう! | ダイロン ブログ
スニーカーを洗ったバスルームへ向かいます。
スニーカーをバスルームで染める
大きめのゴミ袋をバケツにいれて口を開けておきます。(ゴミ箱にゴミ袋をセットするイメージ)シャワーの温度を40℃にセットして、塩を溶かしながら6lの温水をゴミ袋の中へ投入。
ダイロンの染め粉をメスカップにいれます
染め粉をいれたら、40℃のお湯を500mlの目盛りまで注いでかき混ぜます。
今回、染め粉を溶かすための道具は、家に揃っていたので特に準備する必要はありませんでしたが、ボウルなど使うのは抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれません。
基本、金属やガラスのものを使えば水で洗い流せるはずですが、気持ち的にできればふだん使っているものとはわけたいですよね。
そんな時は、1l以上のペットボトル(蓋がしっかり閉まるガラス瓶など、口が広ければ投入も楽だし、万が一染め粉が固まった時も棒などで混ぜれる)に40℃の温水をいれて、染め粉をいれてキャップをしめてしっかりシェイクするという方法もあります。
40℃のお湯で500mlになるようにします
よく溶かした染め粉を、すでに塩水(40℃)の入ったゴミ袋に投入。
ゴミ袋の口を閉じて混ぜ合わせます。
染め粉を溶かした合計6.5l(40℃)のお湯にスニーカーを投入
ここからは、手が汚れないようにゴム手袋をします。
そして、靴ひも、スニーカーをゴミ袋に投入して、しっかり漬け込みます。
つけおきは、お湯をはって1時間
ゴミ袋の口を軽く縛って、バケツに40℃のお湯をはります。
漬け込む時間は1時間。
この状態で、10~15分間隔に一度、漬け物を作る感じでもみもみします。
この時に、バケツにお湯を注いで温度低下を防ぎます。
40℃以上になるとゴムなども染まってしまうと説明がありますが、冬のバスルームは冷えるので、もみもみする時は42℃のお湯を注ぎました(室温が低いため)。
温度は、給湯器で設定して、特に液温計などで計測はしていません。
1時間経過したら、液を棄ててスニーカーを水洗いします。
バスルームの床など気になるかもしれませんが、水と一緒に流れていくので心配いりません。
塩を大量に含んでいるので、しっかり水を流しておきましょう。
お風呂掃除前に染めて、作業が終わってからそのままお掃除すると効率的ですね。
寒い季節に染め粉を溶かした40℃の塩水(変な表現ですが)の温度低下を防ぐために、浴室暖房をつけておいてもいいでしょう。
6lの染め粉の液とバケツにはったお湯はそれなりの量なので、40℃のお湯を適当な間隔でバケツに注いでおけばある程度温度を一定に保てるはずです。
想像以上に奇麗に染まりました。
仕上がりとその他のカラーをスニーカーでシュミレーション
思っていたより奇麗に染まりましたが、イメージしていたより明るめ(というか薄め)のカラーになってしまいました。
※イメージよりかなり薄く染まるので水の量を減らして染めていますといったレビューもあります
実際に染めるとこうなりました。
OCEAN BLUEで染めたジャガーエースG
乾燥後、撮った写真がこちら。
この写真を元に、背景を白にして、公式サイトと同じカラーで染めた部分を置き換え、各カラー12色ぶんのカラーサンプルを作りました。
カラーの名称の横にカラーコードも参考までに記載しておきます。
実際と差が出る場合があると思いますがご了承ください。
では、一気に紹介していきます。
OCEAN BLUE
こちらが今回染めたカラー オーシャンブルー #0052A4。
イメージ以上に明るいというか薄いカラーに仕上がりました。
このカラーのスニーカーにあう服って持っているのか、今さら心配になってきましたが、そこは若さでカバーしてもらおうと考えています。
素材の問題か染め方の問題があるかもしれません。
JEANS BLUE
こちらは、濃いめのジーンズブルー #122C41に置き換え。
カラーサンプルは、右上の円で、公式サイトのカラーと同じものです。
ちなみにチャイナブルー #AECCE9に同じ条件で置き換えてみましたが、モニター上で確認できるほど差が見られませんでした(汗
BAHAMA BLUE
鮮やかなバハマブルー #1BACCF。
奇麗なカラーですが履きこなすのが難しそう。
ANTIQUE GREY
大人の雰囲気、アンティークグレー #4F6867。
DARK BROWN
ダークブラウン #361813。
優しい色合い、ナチュラル系の女子にいいかも。
いろいろな服装にも合いそうですね。
PEBBLE BEIGE
ペブルベージュ #EBCAAF。
こちらもナチュラル系な雰囲気ですね。
POWDER PINK
パウダーピンク #ECBCD1。
落ち着いたかわいさ。
GOLDFISH ORANGE
鮮やかなゴールドフィッシュオレンジ #E85506。
かなりぱりっとしたイメージ。
SUNFLOWER YELLOW
サンフラワーイエロー #F5D436。
黄色は履きこなすのが難しそう。
TROPICAL GREEN
トロピカルグリーン #9CBA19。
うーん・・・
DARK GREEN
ダークグリーン #0E3021。
こちらも明るめですね。
OLIVE GREEN
オリーブグリーン #2A3518。
最初に迷ったのはこのカラー。
個人的にいちばん好みのカラーになりました。
あくまで、単純にカラーを置き換えてサンプルを作ったものですが、イメージをつかめたでしょうか?
ジャガーは、フラボアとのコラボにかわいいカラーのものがありますが、白いジャガーを自分でカスタムしてみてもいいですね。
全体的に優しく、大人っぽい履きこなしを楽しめそうです。
かんたんで奇麗に染まる。ポイントは色選び、そしてもっとも大切なこと
初めてスニーカーを染めてみましたが、あれこれ考えているより実際やってみた方が早いというのが結論。作業の心配より、イメージしていたより薄く染まる事もじゅうぶん考えて、染め粉の色を決めておく必要がありそうです。
染まり方自体は、変なムラもなく、初心者にしては満足できる結果になりました。
ダイロンプレミアムダイは、安価で染め方も簡単なので、これからキャンバス地のスニーカーを染めたいと考えている人にはうってつけです。
プレミアムダイでは染まらないラインの部分など、別のグッズでアレンジしても楽しそうですね。
今回、イメージしていたカラーより薄めに仕上がってしまいましたが、今度はオリーブグリーンかダークブラウンで染めてみたくなりました。
染めたスニーカー、ジャガーについてやその他の染め方は、こちらの記事にアップしています。
スニーカーを染めるというテクニカルなところから少し話はずれてしまいますが、ある程度考えたらとりあえず手を動かすことが最も重要。
考えているだけでは、時間だけが過ぎてしまいます。
今までBlogには、金属のリペイント、テーブルの塗装剥がし、車のメーターやバッテリー交換、コーヒーミルの手入れなどなど、失敗したこともありますが、手を動かしてみれば考えていたより簡単にできてしまうことばかりでした。
どれも、まさか自分でこんなことをするなんてということばかり。
ある程度考えたら行動に移してしまった方が例え失敗しても好結果に繋がります。
スニーカーを染めてみて、仕上がりはともかく、動いてみるとそれなりの結果がでることに改めて気づけたのも大きな収穫だったことを最後に付け加えておきます。
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