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これでスッキリ!窓枠のスペースを使って部屋干しスペースを見直してみた結果

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室内干し ホスクリーン



決して広くない、建売三階建住宅に暮らしている我が家。
専用の室内干しスペースなどは夢のまた夢。
雨が続く梅雨、厚手の洗濯物が増え、晴れた日でもパリッと洗濯物が乾きにくい冬など、洗濯物を室内で干す機会は年間通して想像以上に多いもの。
部屋干しの悩みは色々あるけれど、ただでさえ狭い部屋がごちゃついてしまうのが結構なストレスになってしまいます。

あ〜なんとかもっとスッキリ室内干しができたらなぁ〜

というわけで、窓枠にぴったり収まる便利な物干しグッズ『フレクリーン』を買い足して、室内干しの環境を見直してみました。
なかなか使い勝手が良かったので、室内干しのスペース確保に悩んでいる方に向けて記事にまとめてみます。

よくよく考えてみたらリビングで室内干しをしていたことが不満だった

建売の三階建住宅に引っ越した我が家。
地下鉄の駅からすぐと好立地ではあるものの、じゅうぶんな広さがあるわけでもなく、室内干しの場所を確保するために頭を悩ませていました。
1階は洗濯機もあり、お風呂場は浴室乾燥を備えているので、そこで部屋干しをしてしまえば動線的にも最も理にかなっているような気がしましたが、浴室乾燥を使ってみてデメリットを感じました。

お風呂で室内干しのメリット

  • 洗濯物が目につかない
  • もともと水気のある場所なので、乾燥しやすい工夫がされている
  • 洗濯機とお風呂は同じ場所にある


お風呂で室内干しのデメリット

  • 浴室乾燥の光熱費が気になる
  • 洗濯が終わってからすぐ干せない
  • 入浴の時間に制限される

お風呂の残り湯を洗濯に使っている関係で、洗濯が終わってからお風呂を掃除して、ようやく洗濯物を干すというのは慌ただしいし、乾きが悪い冬場、一刻も早く洗濯物を干しておきたい時には結構なロスになります。
入浴の時間になっても乾いていなかった場合、干している洗濯物を移動させてまた干してという作業も必要になってしまいます。
何より浴室乾燥を使用すると、誰もいない場所で暖房をかけているようなものなので、誰かがいる部屋で空調をかけながら加湿を兼ねて室内干しをしたくなるのは自然な流れ。

そこで、最もエアコンを使っている2階リビングが、加湿も兼ねて無駄なく室内干しができる場所として定着しました。
この階のベランダが物干しスペースになっているので、あまり疑問に感じることもありませんでした。

リビングで室内干しはここがダメ


リビングは、家族がほとんどの時間を過ごす場所。
ほとんどの時間を過ごす場所だから、洗濯物を干す場所としても都合は悪くありません。

しかし、お友達が遊びにきても、ほぼリビングが遊び場、語らいの場になります。
ただでさえ広くない我が家のリビング。家族が揃って、洗濯物が4人ぶんあるのは狭苦しいし具合が悪い。
くつろぐためのスペースなのだから、室内干しのスペースを別の部屋に確保しようということになりました。
そこで、ヨーロッパスタイルの物干しスタンドを購入して、浴室乾燥を使用してと思っていましたが、ここも、先に書いた通り良いことばかりではありません。



この部屋干しグッズが気になった

色々な部屋干しグッズに目を通してみましたが、部屋干しについて持っている悩みを解決してくれそうなグッズは、どれも軽いDIYが必要になりそうなものばかり。

過去記事を参考に部屋干しについて調べなおしてみましたが、天井から吊り下げるもの、壁に収納できるワイヤーを取り付けるものなどなど、我が家ではどれも一長一短。
価格は高価ではありますが、窓枠を使用して物干しスペースを確保する『ソライエ』が気になり始めました。



ソライエについて調べて見ると、同じような商品で価格が1/3ほどのフレクリーンという部屋干しグッズが同じメーカーから発売されていることを知りました。



なぜこんなに価格が違うのか気になり、メーカーHPから問い合わせたところ、機能や耐久性は全く変わらず、見た目をおしゃれにしているのが『ソライエ』、賃貸の物件に業務用として作られているのが『フレクリーン』だと説明を受け、1万円程度なら試してみようという気持ちになり『フレクリーン』の購入に踏み切りました。

窓枠に物干し竿を格納するフレクリーンを買った

フレクリーン開封



ソライエについて書かれている記事に目を通してみましたが、フレクリーンについて書かれている記事は見つけられませんでした。
メーカーが全く同じスペックというのだからとソライエの記事をじっくり読みましたが、どのような仕組みで竿が上下するのかイメージができませんでした。

おしゃれに作ってあるというソライエと比較しても、安価なフレクリーンがそれほどダサくないので心配はありませんでしたが、 購入前に窓枠の幅と取り付け位置をしっかり確認してから購入する必要があります。

  • 窓枠内の高さが41cm以上であること
  • 窓枠の奥行きが3cm以上であること
  • 窓枠の幅を計ること
フレクリーンは、窓枠の外に取り付けるタイプと内側に取り付けるタイプがあります。
我が家は内側に取り付けるタイプのインセットを選びました。

窓枠の幅は、148cmだったので150cmまで対応のFS 150Nを購入しました。
ちなみに窓枠の幅150cm〜186cmはFS 186N、186cm〜217cmまではFS 217Nを選びます。

宅配便で届いた細長いダンボールを開封すると、ポール状の部品がテープで束ねられていました。

室内干しの場所をこう決めた

浴室乾燥も光熱費や入浴の兼ね合いがあり、光熱費の無駄を気にしなくていいリビングも、くつろぐためのスペースがごちゃついてしまう。
どこも、一長一短といった感じでした。
1階に完全に仕切られていないふた部屋があるのですが、あまり使用する機会がないそのひと部屋を室内干しの場所に決めました。
片方の部屋は書斎になっていてそこそこ空調も入れますが、書斎からは洗濯物が目に入ることもなく、洗濯機も、お風呂や洗面も1階にあるので動線的にも問題なさそうだと判断したからです。
急な来客があっても、洗濯物を隠すために慌てる必要もありません。

フレクリーンを取り付け


便利そうな物干しグッズは、どれもネジ穴を開けてねじ込む程度の簡単なDIYが必要になります。
フレクリーンは、取り付け位置を決めるための紙製のガイドが同封されているので、これを窓枠に貼り付けて、印通りに穴を開ければ正確にネジ穴を開ける場所を決めることができます。
メジャーなどで何度測っても正確に位置を決めるのは難しいもの。
このように簡単に取り付けられるように工夫されているのはうれしい限り。


フレクリーンの取り付け



まずは、ネジ穴を開けるためにガイドを窓枠に貼り付けます。
説明書には書かれていませんでしたが、一番上になる部分には両面テープを貼りました。


フレクリーンの取り付け



窓枠に貼り付けるとこのような感じになります。


フレクリーンの取り付け



ガイドの目印にキリを使って窓枠に目印をつけます。


フレクリーンの取り付け



貼り付けた紙を外して、目印をつけた場所にドリルでネジ穴を開けます。
当初はキリでネジ穴を作ってもいいかと考えていましたが、我が家の窓枠にはドリルが必要でした。
ドリルというとDIYに不慣れな人にとってハードルが一気に上がりそうですが、持っていない人はホームセンターでレンタルしてきてもいいでしょう。

使い方は、簡単です。
ドリルのサイズがわからない人は、レンタルするときに取り付け予定のネジを持っていって見てもらえば適切なものを教えてもらえます。

これから、あれこれDIYするかもしれないならば、3,000円程度から購入することもできるので、思い切って購入しても良いですよ。
たったこれだけのことですが、できることの幅がぐんと広がります。



ドリルさえあれば、スイッチを押してまっすぐ窓枠に当てていけばいいだけなので悩むこともありません。

ドリルで開けた下穴に、付属のネジで部品を取り付けます。


フレクリーンの取り付け



下穴を開けるところまではそれなりに簡単でしたが、ネジを最後までねじ込むためにかなり力が入りました。
非力な電動工具ではネジが入っていかないので、相方の人力でやっとねじ込むことができました。
ドリルであらかじめ穴を開けておけないと、取り付けは不可能だったかもしれません。
窓枠の建具がこんなにかたいなんてと驚いてしまいました。


フレクリーンの取り付け



左右の部品をネジ一本で固定したら、左右でアームの高さを揃えなければなりません。
説明書には、メージャーなどで床から伸ばしたアームの高さを測り左右の高さを揃えると書かれていましたが、それも面倒なので水準器を使用して左右の高さを揃えました。
写真のように、伸ばしたアームの上に水準器を置いて左右の高さを揃えます。
左右揃えて高さを出したり水平を出したりする場合、メジャーなどで測っても手間ばかりかかってしまってうので、水準器があればこのような作業が格段にはかどります。
意外と使う機会も多いので、適当な大きさのものが一つあると便利ですよ。



平行を出したら、動かさないようにして部品にあいているネジ穴からドリルを当てて穴を開けてネジで固定して取り付け完了。


フレクリーンの可動部



強度が心配だったアームを上下させる部品。
金属製のしっかりしたものでした。


フレクリーンのアームの動き



上下の動きも、肘を曲げ伸ばしするような動きではなく、ドアの蝶番のような構造になっています。
竿の出し入れを繰り返したとしても、この部分がどうにかなってしまうということはほとんど考えられません。


フレクリーンのジョイント部



左右のアームを完全に固定したら、伸縮する竿をカチッと取り付ければ完成。
作業的には、誰でも簡単にできる内容でしたが、我が家の窓枠は相当硬かったです。


フレクリーン取り付け完了



フレクリーンの動き



片方ずつアームを内側に入れ込んでいくと、竿が縮んで窓枠に収まっていきます。


フレクリーン取り付け後の窓枠



フレクリーン取り付け後



ここに物干し竿が隠れているなんて、見た目ではほとんどわかりません。
施工の前後で、全く変化なしと言い切って良いレベル。
ベランダに出入りするような窓に取り付けるのに抵抗があるなら、窓枠の高さ41cm以上ある腰窓を利用しても良さそうですね。

フレクリーンを使って室内干し

フレクリーンで室内干し



フレクリーンを取り付けた翌日、さっそくお天気が崩れました。
バスタオル、細々としたものは、ライフハイトのスタンドに。
服をフレクリーンの竿にかけて室内干ししました。
この竿には12kgまで洗濯物を干せるので、これぐらいの量だとびくともしません。

この部屋自体はそれほど使いませんが、隣の書斎を使う時にはエアコンが入るので、わざわざ洗濯物を乾かすためだけに空調を入れる必要もなく光熱費の無駄も気にする必要はありません。

お風呂の時間も関係なく、くつろぐ時、急な来客も気にしなくてもよくなりました。
我ながら、なかなかよい場所に設置したものだと自分で自分を褒めておきます。


フレクリーンで室内干し



カーテンを閉めた状態でも干すことが可能だというのがウリのひとつです。
レースのカーテンを閉めて使ってみるとご覧の通り。
ギリギリ干渉するかしないかといった感じですが、それほど気にすることもありません。
もちろん、カーテンを閉めずに干すこともできるので、干渉が気になるならカーテンを開けておけばよいでしょう。
この部屋は、ほとんど見られる場所ではないので、カーテンを閉めて使う機会は少ないかもしれません。

窓枠を使って室内干しはかなり良かった

今回、フレクリーンを使ってみて、我が家の部屋干しの環境が格段によくなりました。
他の様々な室内干しグッズの中でも最大級の12kgの対負荷、それでいて、収納時も使用時も、ほとんど邪魔に感じることはありません。
同じメーカーから、おしゃれなソライエという商品が出ていますが、普段からほとんど目に入らないし、フレクリーン自体もそんなにダサくないので、お値段的にもこちらにして大満足です。

取り付けは、力と穴を開ける覚悟が必要ですが、これほどよいものなら大した問題ではありません。

想像以上に使い勝手がよく邪魔にならないので、もう一ヶ所、リビングの窓に取り付けてもいいぐらい。
来客も家族もいない日中に一人で家事をしている時などは、リビングの加湿にもなるし光熱費の無駄を気にしなくてもいいですからね。
立派な物干しスペースを確保できている方には無縁な話かもしれませんが、いざ、室内干しをするとなると、どれだけカッコよいグッズを使ったとしても絶対に生活感がむき出しになるし、出し入れも面倒でなかなかしっくりする場所は見つからないもの。

窓枠のスペースがこんなに室内干しに適しているとは思いもしませんでした。
室内干しの場所に困っている人は、窓枠を利用してみると、想像以上にスッキリ効率よく室内干しができるようになりますよ。



室内干しのことも考えて、空調の効率を上げ快適かつ節電にもサーキュレーターを買い足しました。




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