前からずっと欲しかった、ドイツ製のケメックスを買いました。
サイズは、一番小さなCM-1。
あれ?ケメックスってドイツのものじゃないの?そんな風に思うかもしれませんが、ドイツ製のケメックスのこのサイズは、まず見かける機会がない、かなりのレアアイテム。
さっそくPYREXのケメックスと比べたり、購入先について書いておきます。
ドイツ製ケメックス考察
左:ドイツ製 右:アメリカ製(PYREX) |
購入したケメックスのバックスタンプを見てみると、お城のようなロゴにMade in Germany。
私は、このロゴとは違う、円形のロゴのものも見たことがあります。
年代的にどれぐらいのものか考えてみたのですが、Germanyの前にWが入っていない・・・ということは、ドイツの壁が壊されてからのもの。
比較的、新しい(といっても20年ほど経過していますよね)ものと思われます。
ドイツで何年まで生産されていたかまでは分りませんが、現在、ハンドブロウはクロアチア生産で刻印がありません。
ケメックスの歴史も少し
ケメックスは、ドイツの科学者が発案し1940年に誕生。
ケメックスが考案されたのは第ニ次世界大戦の開戦中だったため、ガラス製品は軍の許可なしに生産できませんでした。 その事を知ったシュラムボーム博士は、ラテン語の名文句「王は細部に拘らず、されど大統領は細部にも注意を払う」 で始まる手紙を当時のアメリカ大統領ルーズベルトに送り、これに感動したルーズベルト大統領は、直ちに許可を与え生産を開始することができたという逸話もあります。
Free Design CHEMEXの一覧ページより
PYREXがガラスを供給していたのは、初期〜6、70年代頃までといわれています。
その後、ドイツに生産が移ったのか、それとも平行してドイツでも作られていたのかよくわかりません。
ずっとケメックスを探していたのですが、PYREXのケメックスに比べて、ドイツのものは本当に見つけにくいアイテムです。
どこかのショップページでも見かけましたが、エンボス入りのケメックスと同じぐらい見かけないアイテムです。
ふるさとに帰ったケメックスと言えばいいでしょうか。
1度、手にしたかったケメックスです。
PYREXのケメックスと比べてみた
左ドイツもの 右PYREX |
ちょうどPYREXのケメックスがあるので、さっそく比較。
ドイツ製のケメックスを見た瞬間、少し小さいな・・・と思っていたのですが、並べて見るとご覧の通り。
PYREXが作っていた頃のものと比べるとやはりこぶりでした。
木枠は、ナゼか逆向きに。
海外オークションを眺めていると、小さなケメックスの木枠をこのように付けているものを見かけることがよくあります。
ひょっとしたら、一時期、逆に付けた方が持ちやすいとか、オシャレだったのか?理由は謎。
右がドイツ製 ガラスの色が違いますねー |
注ぎ口のラインが優しいのがドイツ製。
ガラスは、かなりグリーンに見えます。
どちらかというと、ガラスの風合いは、現在のハンドブロウものに近いかと。
現代もののハンドブロウとマシンメイドの比較は、こちらのページで詳細写真が掲載されています。
ドイツ製は全体的に繊細で、PYREXものと明らかに雰囲気が違います。
嬉しかったのでさっそくコーヒーをいれてみた
さっそくハイターに |
ビンテージもののケメックスにありがちな革ひもの傷みは少々見られたものの、外したら切れてしまうような状態ではなくすぐに使えそう。
木枠を外してハイターに。
ハイターに浸している間、そわそわしながら豆を挽き、どのフィルターを使うか考えたり、お昼になにを食べようかと考えます。
左:ドイツ製 右:アメリカ製(PYREX) |
すぐにでもコーヒーを入れたいところですが、木枠をセットしなおして、PYREXのケメックスと並べてみます。
お腹が減ってきたのでコーヒーをいれはじめます。
今回はリネンのフィルターを |
ともにレアな3cupのケメックス。
これを並べておけばおかずになるかもしれないと、ランチはシンプルにトーストで。
Fire-King RW Dinner Plate Fire-King Japan mug |
ケメックスはじゅうぶんおかずになりました。
Fire-King Japan mug CHEMEX |
ふたつのケメックスをながめながら、充実したコーヒータイムは果てしなく続きます。
ものの持つ物語をゆっくり感じながら・・・
満足度はどんどん上昇中。
今回の購入もセカイモンにお世話になりました
今回もセカイモンでしたー |
なかなか見当たらないものを見つけるためにEtsyなども覗いていますが今回の購入もeBay。
代行してくれるセカイモンで購入しました。
今回も、全く問題なく到着。
前回、ファイヤーキングのカスタードカップや別のケメックスも購入していますが、問題ありません。
送料が気になるところですが、国際送料は2,000円ほどでした。
到着までに時間がかかる部分もあるのですが、条件的によければ、ほとんど国内のお買いものと同じ感覚で利用しています。
セカイモンのファーストレビューはこちらにまとめてあります。
とりあえず覗いてみたいというかたはこちらから
ヴィンテージ系の食器、キッチン系のものなら、見ているだけでも楽しめると思います。
ドイツ製のケメックス、ご購入おめでとうございます!
返信削除あー、もう、ため息が出ちゃう程、美しいですね。
1番小さいサイズは今まで実物をこの目で拝んだ事がないので、いつの日か
出会ってみたいものの1つなんですが、出会えそうな気が全くしません。
やっぱりオークションで探すべきなんだろうか。
今まで日本製のFKのマグってアメリカ製のものより白っぽいと思っていたんだけど
RWと比べると光の加減なのか、緑がかってるんですね。
33 さん
返信削除こんばんは〜
ありがとうですー!
念願のドイツのケメックス、しかも見つけにくい3cupだったので、テンションがあがってしまっています〜
向こうの方では、小さいものって本当に見つけにくいみたいですねー
この前、最大級のアンバーケメックスを見かけましたが、さすがにデカ過ぎてー
あんまり参考にならないかもしれないけれど、手持ちのファイヤーキングで比べていますので、よかったら覗いてみて下さい^^
http://soyokazezakka.com/weblog/archives/8020
最近、ホワイトのDマグも復刻されました。
買いたいんだけど、間違えてチンしちゃいそうで、ちょっと迷ってますー