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新築時のシロアリ保証が切れたので駆除業社3社に点検をお願いした結果

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シロアリ駆除業社の資料


木造3階建の新築へ引っ越して5年目。
シロアリ業者から、建築時に施工したシロアリ予防の保証が5年で切れるため、最後の点検を受けて欲しいという手紙が届きました。

点検の結果は、もちろん異常なしでひと安心。
しかし、薬の効果は5年となっているため、大切な我が家をシロアリから守るためには、継続してシロアリ対策が必要とのこと。
このまま新築時に施工した業者さんにお願いしてしまえばよいのかもしれませんが、リアルにシロアリのことを考えたことなど一度もありません。
今の時代、粗悪な業者は淘汰されて生き残っていないと思いますが、正直、シロアリ駆除業社というと、追加料金や割高な値段を要求されたりしそうで、怖くて怪しいイメージもあったりします。

価格はどうなのか?
そもそも、このシロアリ業者さんのいうことを鵜呑みにしていいものなのか?
本当に5年ごとに受けなければいけないものなのか?
などなど、わからないことだらけなので、この業者さん以外に、大手2社にも点検・見積もりをお願いし、この家を建てた工務店さんにも相談してみました。

結果、いずれ対策は必要だと感じたものの、5年目でのシロアリ対策を見送り先延ばしにすることにしました。

参考になりそうなページを紹介しながら、見積もりの結果やシロアリ予防を先延ばしにした経緯などを記事にします。





シロアリ予防の点検を受けた

新築時から5年目に突入した我が家。
シロアリ駆除業社さんから、そろそろ保証が切れるということで点検の案内をいただきました。
この業者さんは、我が家を建てた時にシロアリ予防を施工した業者さん。
この時点で、何か異常があれば保証していただかなければならないし、床下の点検も兼ねられるので何の抵抗もなく点検を受け入れました。

シロアリ予防の点検内容

色々な質問時間も含めて、時間は40分ほど。
家の外周にシロアリが侵入した形跡がないかと、一階の床下収納(点検口)から潜っての点検です。
私たちが目視するのが難しい床下については、点検後、図面を確認しながら隅々まで写真を見せていただくことができます。

配管周りに水漏れなどの発生がないこと、床下の基礎部分にシロアリが侵入した形跡がないことが確認できました。

建坪11.96に対して、出された見積もり価格は税込90,147円。
坪単価7,000円でした。

これに、木部の防腐処理を施すと9,000円+で税込116,445円。

5年保証(無償で再処理、駆除、被害部分の修復含む)2年目と保証が切れる前に点検という内容。

点検後の説明は、シロアリ被害の恐ろしさを実際の写真を見ながら受けることになります。

シロアリは、日光に弱く、地中を移動してくるため、基礎部分(ベタ基礎でも被害にあう)に対策を施すことが有効なこと。
湿気のあるところを好むので、配管などから水漏れがないか確認すること。

建物の周りにアリが作った土の道『蟻道』がないか確認すること。
一般的な施工で主なシロアリ、『ヤマトシロアリ』、『イエシロアリ』(我が家のある地域では、あまり活動の心配がないとのこと)の二種に効果があること。
※生態の違うカンザイシロアリは対象外(この種のシロアリは完璧な予防処置ができない)

シロアリ対策について目を通したページ

さて、我が家を守るためには、シロアリ対策が必須なのは理解できました。
でも、ひと昔前の家ならともかく、ベタ基礎、パッキン工法の我が家。床下は、水抜き穴、配管の取入れ口以外はコンクリートで覆われています。

果たして本当に、保証が切れたからとすぐにでもシロアリ予防が必要なのだろうか?
大切な我が家を守るために行うシロアリ対策を、知識もないまま比較検討なく一社に任せていいのか?

色々と気になったので、調べてみました。
ここでは、結局シロアリ業社さんのページだったり、勧誘のページだったりするところが多いですが、参考になりそうなページをまとめておきます。

戸建を購入して5年が経過すると、主にどんなメンテナンスを考えなければいけないのかさらりと紹介されています。
もちろん、シロアリ対策も含まれていますが、家を維持していくというのはお金がかかりますね・・・






シロアリ被害に気付かず放っておくと、耐震性が落ち地震による倒壊の恐れが高まります。

実際に、阪神淡路大震災で全壊または半壊した住宅の大半が、シロアリに食い荒らされていたという、驚くべき調査報告もあります。


シロアリの生態から、アリの見極め方、予防方法などなど、データも掲載されておりわかりやすく解説されています。
結局最後に相談フォームが設置されていますが、比較的ニュートラルな雰囲気で読みやすいです。






しかし、わたしの経験上の考察ですが、5年以上経過していると言っても、羽アリ・シロアリ駆除工事後に5年間シロアリが再発しなければ、薬剤が効果的に効いていると考えられ、10年程度の間はシロアリが再発することが少ないようです。ですから、駆除工事から7~8年後という時期にシロアリが発生していることに、まず違和感をおぼえました。


いわゆる、よくありそうな悪徳なシロアリ業社さんの話なのですが。
5年で効果が0になるわけでもないのに、保証が切れてからすぐに必要なのか?そんな疑問を持っていたのですが、
業者さん自身が、7〜8年で発生しているというのはおかしいというニュアンスで記事を書かれています。




こちらも業者さんのページですが、各種おおまかな相場が書かれています。



きちんと営業されている業者さんが多数だと思いますが、やっぱり怪しい雰囲気はありますよね・・・(ごめんなさい)
ダスキンもシロアリ駆除サービスがあります。
ちなみに価格は1平米あたり2,430円(税込)〜






「家の修繕費を積み立てている人は多いんです。

しかし、外壁だとか屋根だとか……“外から見える場所”に目が行きがちで、シロアリや水道配管などの“見えない場所”は修繕費用の中に入っていないお宅が多いんですね。

しかし、見えない場所だからこそ、“予防”さえすれば、被害が出たときよりもずっと安い金額と手間で済みます。」


『日刊 住まい』のシロアリ駆除『アサンテ』のPRページ。
別記事にセルフチェックリストをまとめた記事へのリンクもあります。
ここを見たからというわけではないのですが、我が家もアサンテでチェックをしてもらいました。



特にアサンテ推しというわけでもないですが、チェックポイントなどわかりやすく解説したコンテンツが自社サイトにも用意されています。

こちら、全国一律わかりやすい料金、東証一部上場企業という信頼感もあります。






なので、ヤマトシロアリは、
よっぽど被害を放置していたか、
雨漏りなどが続くなどの悪条件がなければ
家屋の構造部に甚大な被害を及ぼす
ということはあまり考えにくいことなのです。


リフォームなどを手がける駿河屋のページから。
シロアリの種類によって生息地域も違い、被害の様子も異なると書かれています。
我が家は東京より西、かつ沿岸部ではないので『ヤマトシロアリ』の被害に気をつけなければならない地域です。



私たちのエリアでは
甚大な被害になりやすいイエシロアリではなく
ヤマトシロアリの生息エリアなので
極端にシロアリ被害を心配する必要はありません。

構造的にシロアリの好まない環境にすることが大前提で
薬剤散布を過剰に行うことはあまり意味がないと言えます。


規制後、環境や人に優しい薬剤に変わったのですが、それでも強力な薬剤散布に疑問を持っておられるようです。
この記事を読んで、国土交通省のまとめたデータ、我が家を建てた工務店の話などを聞いた上で、焦らずシロアリ防除処理を考えることにしました。



これから家を建てる人向け

これからお家をと考えている方は、目を通しておくと良いと思います。
建てる時に気をつけておけば、被害にあうリスクや無駄なメンテナンスをする必要がなくなるかもしれません。





それが証拠に、半永久的に防蟻効果が持続するACQ加圧注入や、ホウ酸系薬剤を推奨しているシロアリ業者は、ほとんどいません。 5年で再施工が必要なネオニコチノイド系を薦める業者ばかりです。


半永久的な工法があるなら、そうしておいてよ・・・



シロアリ対策をDIY

自分でやってしまおうという方もいるはずです。
やることは、床下に潜って薬剤を散布するだけ・・・
ですが、費用や手間を考えるとそれほどメリットがあるようにも思えませんが・・・

必要な薬剤などを一通り揃うのがこちらのページ。
噴霧器のレンタルサービスまであります。



ご自身でシロアリ対策をした方の記事を紹介しておきます。
床下に潜っての作業は大変そうですね。
面積が広いお家だと費用の面も抑えられそうです。





国土交通省のデータ

国土交通省が、シロアリ被害の実態調査のデータをまとめています。



「布基礎+土壌」では土壌面に薬剤処理を的確に行えば5年間の再発は防ぐことが十分可能であるが、 実際に新築後5年経過後に地盤の再処理をする住宅はまれである。このことが築10年以降の「布基 礎+土壌」の蟻害発生率の高さを招いている。その点、布基礎に土間コンクリートやシートを施工し、 あるいはベタ基礎とする住宅は、物理的にバリアを作ってシロアリの侵入を防いでいるから、被害の 発生が抑制される。



ほぼ全国を網羅した調査データがpdfにまとめられています。
基礎の造り、築年数、保証切れからのシロアリ被害の発生率などの関係が網羅されています。
5年に一度のシロアリ対策の必要性もかなり強調されていますね。



保証満了以後10年も経過すれば、被害発生率は20%近くに達し、さらに10年経過後には30%近くに達している。蟻害の再発防止には、 5年ごとの再処理が求められる。




これは別の集計項目でも述べたが、薬剤の効力期間は保証が切れた後でも1年程度は残存しているがそれ以上になると薬剤の有効成分残存量が減り、薬剤効力を発揮できなくなると思われること、また経年が古い住宅は当初の作りから蟻害対策が十分でない住宅が相対的に多く含まれるなどの結果、そのような傾向が生まれるものと考えられる。




合計3社に点検、見積もりをお願いした

シロアリ対策の見積書



あちこち調べた結果、一社だけで判断するのは心配なので、全国展開しているアサンテと地元では超有名なシロアリ駆除業社に、 『新築から5年が経過して保証が切れると業者さんから案内を受けたが、比較検討したいので点検と見積もりをお願いしたい』と連絡を入れました。
新築時に施工した業者さんと合わせて計3社に見てもらったわけですが、大きな差はなかったものの、料金、内容に微妙な差が出ました。
点検の様子、説明などの流れはほぼ同じ。
結果、良好ということも同じ。
価格的な部分では、意外にも最初に施工をした業者さんが一番高い結果となりました。

大抵の駆除業社は、点検、見積もりまでは無料です。
今回、お願いをした業者さんも2社とも無料でした。

地元有名業社の見積もりは以下の通り。
シロアリ対策6,4800円(税込)
防腐処理30,000円

アサンテの見積もりは以下の通り。
45平米まで70,000円(税込75,600円)
こちらは、防腐処理の設定がありません。

3社とも、追加料金は一切かからず保証も5年。
シロアリ対策とセットで出される防腐処理についての見解に差が出ました。
地元の有名企業では案内のみ。

アサンテは、防腐処理はやらないよりはやったほうが良いと思うけれどもといった感じでした。
点検に来てくれた作業員さん曰く
『ベタ基礎のパッキン工法で十分通気も保たれているし、点検していて特に湿気ている様子もなく床下の状態は良好に保たれているのるから、防腐処理などの必要性をあまり感じない』とのことでした。
こちらは、全国一律の料金で、価格もわかりやすく面積ごとに価格設定がされているので、業者選びに迷ったら相談してみると良いと感じました。
キャンペーン期間中だったので、点検、見積もりでQUOカード(1,000円)を後日郵送でいただきました。
アサンテは建物に対しての料金なので、玄関外(ポーチ)の部分は料金に含まないとのこと。
予防処置が必要な構造物がある場合は施工をするけれど、タイルの目地に穴を開けて土壌に薬剤を注入することはないそうです。
理由は、人間と違ってシロアリが玄関から入ってくるとは限らず、そこに薬剤を注入しても無駄になり、結局、アリは建物の中に入ってくるので、構造物のある部分をケアしておけばシロアリ被害にあわないのだそうです。
玄関部分は被害にあう確率が高いと紹介されているケースが多いですが、構造物に対して施工してあれば問題にならないという主張も頷けるような気がしました。
見積もりで玄関の外の部分(ポーチ)まで計算に入っているかいないかでも、施工の料金は面積で計算されるので差が出ててきます。

1階建築面積11.96坪の小さな我が家で、だいたい70,000円程度からシロアリ予防の施工を受けられるようです。
保険だと思えばそれほど高い料金ではないと感じました。
今回は、激安系のシロアリ駆除業社さんには見積もりをお願いしませんでした。
できるだけ節約したいけれども、自分ではできないと考えている方は、激安系の業者さんに見積もりを依頼しても良いかと思います。
一般的な業者さんの半額程度の価格で施工が可能になりそうです。

それでも心配だったので工務店に問い合わせた

そもそも、この家を建てた業者さんはどう考えているのか気になったので問い合わせてみました。

  • シロアリ駆除業社はどこを使っても大丈夫
  • 防腐処理は必要性を感じない

建物の保証が10年あるので、他の業者を入れることについて不安があったのですが、シロアリ駆除業社はどこを選んで施工をしても問題ないとのこと。
(中にはごく稀に構造物にダメージを与える場合もあるので、粗悪な業者さんには注意が必要)
防腐処理については、建てた側の意見として、しっかり基礎を施工しているので床下の環境は問題なく良好に保たれているはずで5年目に防腐処理が必要とは思わない。
気になる保証切れについては、万が一シロアリが入ったとしても施工で良好な状態が保たれているなら、アリにとって住みにくい環境なのでそこには居つかないと考えられます。必要ではあるけれど5年ですぐにというわけでもないとの見解でした。

シロアリ点検のおさらい

木の杭を抜いた


  1. シロアリの被害については他人事ではない
  2. 業者による点検を、可能であれば数社から受ける
  3. 築年数が古いほど(10年以上経過)、保証切れ後に被害に遭いやすい
  4. 家の構造を把握しておく
  5. アリの種類を把握しておく
  6. 不要な木製品は置かない
  7. 家の周りはできるだけ目視できるようにしておく
  8. ユニットバス以外のお風呂は気をつける


シロアリ被害については、鉄筋の建物、マンションなどでも確認されています。
我が家は木造ですが、柱などの構造物が壁の中に入っているため、なかなか被害を確認することができず、被害にあった場合、補修などを考えると金銭的にかなりの出費が必要になります。
自分で防除作業を考える方もいるかと思いますが、業者さんに作業内容を確認したところ、薬剤の散布以外に壁面や露出した柱に小さなドリルで穴を開け薬剤を注入する箇所もあるとのこと。
施工がじゅうぶんでなく被害にあっているというケースもあるようなので、我が家程度の広さなら、自分でやるメリットはほとんどないのではと感じられました。

三社ともシロアリ対策は、薬剤による施工で、わざわざシロアリをおびき寄せてまで駆除する必要がない、費用が割高などの理由から毒エサを持ち帰らせてシロアリを駆除するべイト工法を勧める業者はいませんでした。

駆除業社の大手の中でも、駆除、予防に対するスタンスが多少違い価格も違いました。
また、業者さんを選ぶときに価格も当然意識しますが、平米単価で掲載している業者もあります。
かなり安く感じますが3.3倍して坪単価が出ます。

点検、見積もりまでは無料、その後、特に施工を催促するような電話やメールなども来ていません。
すでに決まった業者がある人以外は、必ず数社(最低限、公益社団法人 日本しろあり対策協会に加盟している業者)に見積もりをお願いした方が良いと感じました。
施工後の点検、保証の有無の確認もお忘れなく。

庭などに不要な木製品を出して置かず、家の周りはできるだけすっきりさせておくこともシロアリ予防の第一歩。
点検後、庭にある木の杭を抜いておきました。

我が家は先延ばしにした

新築時のシロアリに対する保証が切れてしまい、そのまま継続して業者にお任せするところでしたが、冷静になって他の業者にも点検をお願いしてよかったと思います。
新築時の業者は、継続ということで料金も安いのかと思っていましたが、意外にも一番高いという結果になりました。

シロアリ対策という点だけで考えれば、5年ごとの予防処置が理想になるはずですが、調べた結果、ベタ基礎、ユニットバス、点検口もあり、水漏れなどもなく床下の状態も良好ということで、6〜8年目に一般的な業者さんに頼んで予防処置を講じれば良いと判断しました。
価格をどうしても抑えたいなら、激安系の業者さんにお願いして、5年ごとの施工というのもよいかと思います。
シロアリ対策については、全く不要ということはなく、普段から多少でも意識して、住宅の維持費として考えておくことが必要だとわかりました。

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