オールウレタンでできたソファ、トーゴ、ブリガンタンなど、個性的なデザインで、ゆったりとした座り心地のソファを世に送り出しているフランスのリーン・ロゼ。
重く固いフレームを持たないソファは、軽量で床を傷める心配もほとんどないため、和室にも使いやすいソファとしても紹介されています。
ソファの購入を考えて、ずいぶんといろいろ見て回りましたが、ロゼのソファはまったく候補にあがっていませんでした。
それが、実物に座った瞬間、いっきに購入へ気持ちが傾きました。
想像以上の座り心地のよさにすっかりその気になったものの、ソファは大きなお買いもの。
家具好きにとっては、大きなイベントのひとつでもあり、 決して気軽に買えるものではありません。
ロゼのソファについて、購入した方のBlogさん、ショップさん、メンテナンスを請け負ってくれるショップさんなど、ネットでもたくさんの情報に目を通してみました。
その中から個人的に役立ちそうだと思ったページをまとめてみます。
リーン・ロゼのソファが気になっている人や、座り心地のいいソファを探しているあなたにとって、参考になればと思います。
リーン・ロゼって?
まずは公式サイト。
日本では広島のドリームベッドが、リーンロゼの製品(一部)を製造しています。
日本のものづくりに対する姿勢が、本国フランス工場にも影響を与えていると紹介されています。
すべてのモデルではないようですが、日本製、やっぱり安心感あります。
1860年創業のロゼ社は、フランス リヨン郊外のブリオードが発祥の地です。 ローヌ川の支流ブリバス川の近くで豊富なブナからエネルギー資源を利用して傘とステッキのメーカーとして創業しました。当時の従業員は30名程で木工所からスタートしました。
コンセプト | ligne roset リーン・ロゼ - 公式サイト http://www.ligne-roset.jp/concept/
作業に使うはさみは、壁にきれいに収納されていることが印象に残りました。日本の4S運動の影響「整理・整頓・清潔・清掃」が感じられます。ちなみに、日本の4S(改善)はロゼ工場にも及んでおり、職場の改善と品質向上を図っています。
広島のリーン・ロゼ工場を訪問2 | カルネ・ド・フランス | ligne roset リーン・ロゼ - 公式サイト http://www.ligne-roset.jp/carnet/134.html
30年も売れ続けているソファ「TOGO」が大変有名ですが、Michel Ducaroy(ミシェル・デュカロワ)、Pascal Mourgue(パスカル・ムールグ)などをはじめとした50名余のデザイナーが提案するライフスタイルは、世界中で愛され、日本でもその一部が展開されています。
今までの概念を変えるスタイルと心地よさがあるということで、カランなどのソファが紹介されています。
レビュー リーン・ロゼの座り心地は人々を魅了する
実際にリーン・ロゼのソファを使用しているBlogさんなど。ブログの記事は、いろいろと参考になりますよね。
モデルは違っていても、購入を決めた人たちは、座った時の心地よさが大きなポイントになっているようです。
また、ウレタンを数種類使っているだけで骨組みはありませんので、へたり&壊れにくく、体重の重い方にもお勧めです。トーゴは他の商品に比べてお客様からのクレームがほとんどありませんし、普通のソファの2~3倍の寿命がありますので、安いソファを買われるよりお得だと思います。ウレタンがへたれてきたら張替えもできます。
トーゴを購入しようか悩んでいるという方へ、ロゼの販売店の店員さんからのアドバイス。
お勧めのポイント、デメリットなどが簡潔に書かれています。
もうトーゴ購入が99%決まっていましたので、まぁ買う事はないけど、もうちょっとこのお店で遊んでくかぁ。と心のなかで思いつつ座ってみました。 やられました。なんだ、この座り心地は…こっちの方が最高じゃないか!これは座ってるんじゃなくて、寝ている感覚だ。確かにファーストクラスだ(乗った事はありませんが)。 それが、イージーカラン(EASY CALIN)でした。
5年以上イージーカランを使用しているという方のレビュー記事。
もう他のソファには座れないほどの心地よさと締めくくられています。
今から20年近く前のこと。
まずはその姿にひとめ惚れ・・・腰をかけてみて購入即決・・・大きなお買い物をしました。
20年ほど使用したブリガンタン。
別のものを新たに購入か、張り替えか悩んだ末に張り替えを選択。
ソファに限らず、椅子はこだわるべきだと思っている。下手したら腰痛の原因にもなりかねないものだし、自宅にいるときにベッドと並んでおそらく最も長く触れているものなので、特に座り心地は大切にしたい。あとはそれなりのデザインも。ということで、仕事用の椅子はアーロンチェアを使っていて快適。良い買い物だったと思っている。椅子の中でもソファは特に大好きなので、ロンドンにいるときから欲しい欲しいと思っていて家具屋さんに行く度に見てはいるが踏ん切りがつかず、何年も経ってしまっていた。
ようやく購入を決めたソファは、ブリガンタン。
別途購入したカバーについても触れられています。
我が家の場合
最初に腰掛けたのはブリガンタンの1人がけ。
まったく候補ではなかった(家具好きとして、木製フレームがないのはかなり抵抗があったので) のですが、座った瞬間に、これいいかも・・・
いっきにロゼのソファが購入の対象になりました。
カランもとてもよかったのですが、フレームがどうしても気になり、迷いに迷って、トーゴを購入することにしました。
どのソファも、どちらかというと大きめなソファになりますが、
『狭い我が家でもゆったりくつろげるソファ』『末永く使っていけるソファ』という条件を満たしてくれそうなソファが、トーゴだったのです。
リーンロゼのソファを買う
浜松市のmarusu living productsでは、ユニークなツートンのブリガンタンが紹介されています。
異素材の組み合わせで制作されたブリガンタン、とってもかわいいです。
ブログには、ブリガンタン、トーゴなど、納品事例の写真がたくさん掲載されているので、購入後のイメージもつかめそう。
革張りのトーゴにこだわりのある住賓館。
革サンプルを取り寄せ、こだわって選んだ質と色。 人気の高いトーゴだけに、ファンの方はいろんなトーゴをご覧になったと思いますが、今回のトーゴは、これまでのトーゴとは、またひと味違う表情に仕上がっていると自負しています。
田組社長が語る家具ログ http://www.jyuhinkan.co.jp/002kagu_log23.html
Blogでは、革張りのトーゴ、展示品の販売についても掲載されています。
生地を決めて注文後制作が基本のリーン・ロゼのソファ。
手元に届くまでしばらく日数がかかってしまうのですが、公式ショップのアウトレットなど覗いてみると、展示に使用された完成品が販売されています。
また、モデルルームの家具としても使用される機会があるので、そういったところで展示されていた家具が、リサイクルショップやヤフオクなどで出品されています。
お気に入りのカラーがあればすぐに、お得に購入できそうです。
リサイクルショップ、ヤフオクなどは、販売価格がはっきりしていますが、取扱店(正規も含めて)の場合、基本的に価格は問い合わせることになります。
ソファのメンテナンス
長く使うつもりで購入するのだから、どうしても気になるのはメンテナンス。
張り替え、ウレタンの補充、クリーニングについては提携しているダスキンがおこなっていて、正規のメンテナンスのシステムも充実しています。
ちなみに、正規の張り替え+ウレタンの補充はだいたい本体価格の1/3ほどがひとつの目安。
お値段がお値段だけに、購入する時に知っておかないと躊躇してしまう価格かもしれません。
こちらでは、正規以外で張り替えに対応しているショップさんを紹介してみます。
「環境を大切に、ものを長く大切に使いましょう。」、何かと耳にする言葉です。そして、一製造業者として難しく考えていました。修理・リフォームは、コスト的に現在の流通価格(新品)に勝てないでしょう。
それでも確かに「ものを大切にするお客様」がいて、そのお手伝いが出来る「職人」がいます。 ものを大切にするお客様、愛着あるからこそ修理するお客様の目は、厳しいと覚悟しています。 手を抜くなんて出来るわけがない、かと言っていくらでも時間・コストをかけていいわけもない。でも、その苦労の先には、自分たちの仕事を喜んでくれるお客様がちゃんといるんです。
そうだ・・・どうせなら、職人として苦労してみよう。 喜んでもらうための苦労は、職人として臨むところ。
職人としての再出発。その気持ちが、リフォーム部門を立ち上げさせました。
椅子の張り替え、家具の修理などをおこなっている、豊橋市のlifrex。
カラン、ブリガンタン、トーゴの張り替え実績がブログで紹介されています。
私たち”AZUMAのイス張り職人”は木枠の状態からイスを完成させるまでの全行程を行います。木枠から手間をかけ、より良いイスに仕上げられるように仕事していきます。オーダーメイドと張り替えとの工程の差はほとんどありません。ウレタン等を再利用せず交換する場合、オーダーメイドとまったく同じ工程で仕事を進めていきます。
こちらでは、数多くリーン・ロゼの張り替え実績が紹介されています。
費用も事例ごとに記載されているので、わかりやすいです。
いちど利用したことがありますが、とても親切な対応をしていただきました。
所在地は埼玉県。
トーゴをお持ちの方で張替えを行いたいが、一般的には価格が高くて張替えができない、何とか安く出来ないかとご相談を受けてリーン・ロゼTOGO(トーゴ)ソファーに限定で張替え価格を低価格にて、ご提供する事にいたしました。
料金表と張り替え実績が多数掲載されています。
所在地は豊橋市。
激安かといわれたら微妙ですが、それでもかなりコストダウンできそうです。
トーゴに使えそうなカバー
ファブリック系のソファで、汚れが気になった時に考えそうなカバー。
もちろん正規品は公式サイトでも紹介されていますが、トーゴ用は、なんとなく・・・・
ストレッチ系の素材でできたソファカバーが3人用のトーゴにぴったりだそうです。
リーンロゼ、トーゴの3Pを使用しています。
純正のカバーは座布団にゴムがついたみたいな感じでありえないと思い、カバーをかけずに使用していましたが、
犬が汚すのが気になっていろいろ検索し、こちらを購入しました。
レビューにあった3人がけのトーゴにぴったりというストレッチタイプのソファカバーは6色展開。
サイズは1人用〜3人用まで揃っています。
【グレイス】ストレッチタイプ 肘無し ソファカバー アームなし 3人掛けという商品でしたが、現在は無くなってしまったようです。
座ればわかる!
ソファの購入を検討している家具好きとしては、木製のフレームを備えていない点が、もの足りなさ(経年変化の味を感じられないというのはとてもさみしい)、耐久性について不安もありましたが、やはり他にはない座り心地と、フレームのないことのメリットを感じてトーゴの購入を決めました。
ウレタンに対する不安もありましたが、『トーゴ』は、40年も続いているベストセラー。
耐久性としては、一般的な造りのソファと比較しても、特別見劣りすることはないと感じました。
ソファを末永く使っていきたいと願っている人にとって、きっと選択肢のひとつになるソファだと思います。
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