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KINTOのドリッパーを3カップのケメックスに使ってみた

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ヴィンテージケメックスとKINTOステンレスフィルター
Vintage CHEMEX / NilsJohan HOLLYWOOD Series / KINTO Coffee filter


機能的なデザインのコーヒーメーカーケメックス。
ここ数年、シンプルでストーリーを持ったケメックスに注目が集まり、マグ類などのアクセサリー、ケメックス用のマシンも復活しています。

そんなケメックス。
デザインは素敵なのだけど、フィルターのことを考えると、なかなか購入に踏み切れないといった人たちや、ずっとケメックスを愛用している人たちの中にも、純正以外の代用フィルターはないかと探している人もいるかと思います。

ケメックスが好き過ぎて、ヴィンテージのケメックスを所有するようになってしまった私も、ケメックスにフィットする、便利なフィルターを探しているうちのひとり。
今回は、3カップのケメックスにフィットしそうなメッシュフィルターを購入して、さっそくコーヒーを淹れてみました。
けっこう使えたので、さっそく記事にしてみます。


ケメックスにぴったりフィットするフィルター探し

ケメックスについては、デザインは素敵なのだけど、毎日使うフィルターのことを考えると、なかなか購入に踏み切れないという意見を目にしてきました。

とてもシンプルで良くできたモノなのに、消耗品がネックになっているこの状況はもったいない。




ヴィンテージケメックス KINTOステンレスフィルター
KINTO コラム コーヒードリッパー



ケメックスの純正フィルターは、とてもしっかりしていて、美味しいコーヒーをいれるための重要なモノであることは確かなのです。

反面、(安くなってきたとはいえ)やっぱりお高い、エコじゃない、切らしてしまうとすぐに買えないなどなど、毎日使うモノとしては、まったく問題がないわけではありません。

買いだめしておくにしても箱がかさばるし、使い捨てはなんだかもったいない・・・
と、いうわけで、失敗もありましたが繰り返し使えそうなフィルターをいくつか試してきました。

6カップ以上のケメックスには、もはや定番になった『ABLE KONE ステンレスフィルター』を、 3カップでは、ナイロン製(厳密にいうとナイロンではないけど)の『ミルカフェ』を使うことにしていました。

ミルカフェも悪くはないのですが、やはり耐久性も、淹れ終わったあとの豆の処分やお手入れを含めた使い勝手もステンレスフィルターの方が格段にいい。
3カップのケメックスに使えるステンレスフィルターはないかずっと探していましたが、ネットサーフィンをしていて気になる記事を見つけました。
※とても参考になりました!ありがとうございます



このBlogで紹介されていたのが、最近話題のKINTOというメーカーのコラム コーヒードリッパー。
本来は、マグの上にセットしてドリップするためのフィルターですが、3カップのケメックスにぴったりと書かれていたので、さっそく購入してみました。

KINTO コラム コーヒードリッパーをケメックスに使ってみた!

KINTO コラム コーヒードリッパー
KINTO コラム コーヒードリッパー


最近10カップ用のケメックスばかり使っている我が家。
3カップはケメックスが好きすぎて購入してしまったものなので、ミルカフェはあるものの、少々手間なのでせっかくのケメックスもあまり出番はありません。
※3カップは趣味としてはいいけれど、ケメックスは6カップがいちばんバランスがいいと思います

そんな事情もあったりなかったりで、久しぶりの3カップのケメックス。
かなりテンションがあがります。


KINTO コラム コーヒードリッパーをセットした3カップのケメックス
KINTO コラム コーヒードリッパーは計量スプーンを含めて4点のパーツで構成されています



ちなみに、フィルター問題以外に、ケメックスを所有することに踏み切れない理由のひとつとして、くびれ部分についている木枠と革ひもの存在があります。

ごらんの通り、我が家の"使う"ケメックスには、木枠も革ひもも使っていません。
自作の布巻きで使っています。
持ちやすいし、洗う時も楽なので、お勧めのカスタマイズです。



KINTO コラム コーヒードリッパーのフィルター
KINTO コラム コーヒードリッパーのフィルター部分


KINTO コラム コーヒードリッパーは、計量スプーンとフィルター、ホルダー、受け皿の4点のパーツで構成されています。
箱を開けてフィルター部分を取り出してみると、メッシュの茶こしのよう。
そして、ちょっと小さい・・・


KINTO コラム コーヒードリッパーをセットした3カップのケメックス
KINTO コラム コーヒードリッパーをセットした3カップのケメックス


3カップのケメックスにセットしてみるとご覧の通り。

問題なくセットできたものの、少し小さいのが気になります。
ちょっと失敗してしまったかなぁと、不安がよぎりましたが、悩んでいても仕方がないのでさっそくコーヒーを淹れてみます。


KINTO コラム コーヒードリッパーの計量スプーン
計量スプーンは一杯で10g / Anchor Hocking Square jar


ヴィンテージ プジョーコーヒーミル
PEUGEOT G1


3カップでもたっぷり入れたいので、豆は28g使います。
※ちなみに豆の分量は一杯のコーヒーで10gが目安です
ふだん、こんな風に量ることはありません(汗


KINTOのフィルターに豆を入れます
挽いた豆をいれるとご覧の通り


あ、豆やっぱり多すぎた。
そう感じましたが、テストも兼ねてなのでこのまま淹れていきます。


KINTOのフィルターを使ってコーヒー抽出中
表面張力でなんとか持ちこたえている感じ・・・


豆にお湯を通すと、かなり"膨らむ"ので、お湯は慎重に落としていかなければいけません。
フィルター自体に余裕がないこといえるかもしれませんが、普段、大きなケメックスばかり使っているので、こういう繊細なことに向いていない個人的な問題なのだと諦めます。

お湯の落ちるスピードは、けっこう早く感じます。
久しぶりの3カップのケメックスに戸惑いつつも、あっという間にコーヒーを淹れることができました。


KINTOのフィルターを使ってコーヒー抽出完了
無事いれることができました


コーヒーは、ファイヤーキング エキストラヘビーマグ たっぷり3杯ぶんの分量。


淹れ終わったフィルターは受け皿におけるので便利
淹れ終わったフィルターは受け皿におけるので便利


コーヒーを淹れ終わったら、普段は、マグにフィルターを置くようにしていますが、受け皿があるのでけっこう便利。


コーヒーを注ぎます
エキストラへビーマグにコーヒーを注ぎます


ケメックス3カップとファイヤーキング エキストラヘビーマグ
Fire-King RW Extra Heavy Mug


コーヒーのお味は、豆の風味がストレートに出た感じ。
初めてで戸惑う部分もありましたが、何度か淹れていれば問題なさそう。

普段ステンレスのフィルターを使っている人なら、何ら問題ないと思います。
淹れ終わったあとの処理も、ミルカフェと比べると格段にいいです。


KINTO コラム コーヒードリッパーは代用フィルターとして定番になるか?

ケメックス3カップとファイヤーキング エキストラヘビーマグ
本来の使い方。マグにセットするとこのようになります


今回は、マグにセットするドリッパーをケメックスに使ってみました。
サイズ的に気持ち小さい部分はありますが、繰り返し使えるフィルターを探している人にとって役立つフィルターになりそう。

せっかくのケメックス。
純正のフィルターをいくつもストックしておく気にもなれないし、ミルカフェは確かに無難な選択になるけれど、ステンレスフィルターになれきってしまった今となっては後始末が面倒。

冷静に考えると、ケメックスを使うためにドリッパーを購入するというのも微妙な部分ではありますが、これで眠っているアイテムを使う機会が増えるならなんてことはありません。



この後、海外製3cup用のステンレスフィルターの販売が始まりました。



金属ではありませんがCoffeesockの3cupも国内で入手可能になりました。



このドリッパーがあれば、3カップのケメックスの出番も、これから増えていきそうだと手応えを得ることができました。

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