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お正月にお寿司屋さんでバイトしてきたら爽快だったのでメリットを5つ記事にしてみる

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DSC06754 / Photo Enami Imane


年末年始、楽しく過ごせましたか?
お正月の三が日、相方は、お寿司屋さんでしこたまアルバイトしてきました。
なにかと物入りなこの季節、お財布はほくほく、気持ちもとても清々しく、予想以上に一年の始まりを有意義に過ごすことができました。

お正月のアルバイトはお寿司屋さんに限る!

お寿司屋さんでアルバイトをして感じたメリットを記事にしてみたいと思います。

お寿司屋さんでのアルバイト

お正月、家族や親戚が集まって楽しくゆったり過ごしている方も多いと思います。

『お正月、どうしても人手が足りないから助けてもらえませんか?』

ふだんしこたま働いている人にとっては、こんな時ぐらい、テレビの特番をダラダラ見たり、家族揃ってお出かけしたいというのが本当のところ。
しこたま働いていない人だって、腰が引けてしまうのは当然だと思います。

私は、幸いアルバイトができる環境なので、めったにできない経験だと思い、OKしてみることにしました。

主な仕事内容は、出前の配達。
勤務は10時間(休憩あり)。
日給1,5000円。
昼食、夕食にお店のお寿司がいただけます。
配達は徒歩や車で、1日3~40件おこない、寿司桶の回収もおこないます。

メリットその1 ほどよい運動になる

配達は、車を使う場合がほとんどですが、お寿司屋さんの三が日は配達の注文が予約の段階でぱんぱんに。
当日の注文もあるので、とにかく時間に正確に、1秒でも早く安全にお寿司を届けなければいけません。
人が集まる機会なので、一件の注文数も4〜15人前ぐらいになります。

お店から車、車から配達先を急ぎ足で往復するだけでも、なまった身体にはけっこうな運動になります。
配達エリアは古くからの住宅街、途中、車で入っていけない配達先もあり、マンションもあるので、そういった場所にあたると、いかに自分の身体がなまっているかに気づかされます。

初めの2~3件はきついと感じていましたが、不思議と気分が前向きになっていることに気がつきました。
やっぱり身体を動かすって大事。

メリットその2 ふだんないくらい感謝される

たくさんの人からありがとうと喜ばれることって、あまりありませんよね。
お正月など、どのお店も込み合っていて、お客さんから嫌な雰囲気を醸し出されることはあっても、なかなか喜ばれるバイト先ってないはずです。

お寿司屋さんの配達は、とても混雑していて時間が遅れてしまうこともありましたが、どのお宅に配達しても、『よく来てくれました。本当にご苦労様』『ありがとうございます』『明けましておめでとうございます』深々と頭を下げてくれる人、玄関先まで見送ってくれる人、いかにこのお寿司を楽しみにしていたかを笑顔で話してくれる人、中にはお年玉を用意して待っていてくれるお家もあります。

新年のめでたい日のお祝いという意識があるからでしょうか。
いく先々でこんなに感謝されていると、モチベーションがすっかりあがってしまいます。

どうせ忙しく働くなら、混雑のいらつきを感じながら仕事をするより、気持ちよく働ける方がいいですよね。

メリットその3 礼儀に触れる

最近は少なくなってきた、厳しい徒弟制度。
日本を代表する食文化であるお寿司屋さんは、ふだんあまり触れることがないようなしっかりとした礼儀作法が残っています。
お客さんに対してはもちろんのこと、板場や洗い場などでも、言葉遣いや挨拶など礼儀作法に厳格な世界です。
本当に僅かな時間だけでしたが、こういった厳しい場にいると、ただのアルバイトでも背筋がぴしっと伸びほどよい気合いが入ります。

そんな礼儀に厳しいお店の人たちからは、アルバイト期間中、感謝感激あめあられ。
大切にしてもらえていることもしっかり伝わってきます。

メリットその4 まとまったお小遣いになる

これは説明不要。
車を運転して配達するので、多少リスクはありですが、お寿司2食つきで、なかなか効率の良いアルバイトになるのではないでしょうか。

メリットその5 話題が増える

たった3日ですが、初めて見るお寿司屋さんの世界は、忙しい中でも興味を持って見ていればさまざまな発見もあります。
珍しい経験はなかなか得られないネタになり、仕事でいろいろな人と接する機会がある人には、話題作りに役立つ場面もきっとでてきます。
ただ忙しさに追われているだけではもったいないので好奇心旺盛に。

お寿司屋さんの心意気に触れる

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Sushi 1 / Photo Désirée Keller


「なんで年末年始も休まず営業しているのかってよく聞かれるんですよ」
と、お寿司屋さんの大将。

「うちも売り上げは上がっても、仕入れ値はあがるばっかりで、これだけ忙しくても儲けなんて殆どないぐらいなんですよ。でもね、特にお正月は日本人の風習として皆でお祝いをする習慣ってものを大切にしているでしょう。そんなおめでたい時期に寿司屋が休んでいたら、ただ儲けだけって感じでね。それなら寿司屋の意味がなくなっちゃうという感じがしますからね」

年末年始営業している、小規模なお寿司屋さんは減ってきているようです。

市場では12月中頃から1月初め頃までネタの価格はかなり高騰します。
5割増や倍の価格に跳ね上がるネタも。
時価で価格をつけている高級店は問題ありませんが、そうでないお店は、売り上げはたくさん上がっても忙しいだけということになってしまいます。

12月中旬ころからもっとも質が良くなるというブリの価格はかなり上昇し、入手が困難になるほど品薄状態になるそうです。
食べる立場でみると、天然ぶりを出しているお寿司屋さんは要チェックですね。

年末年始営業しているお寿司屋さんは、とてもありがたい存在なので大切にしましょう。

ちなみに、お正月のバイト期間中、同じ出前先へ行くことも私だけで3件ありました。
ふだんから常連さんが多いお寿司屋さんのようですが、短期間に同じ出前先があるとなんだか嬉しい気持ちになってしまいました。
行く先々ですぐに帰してくれない(お客さんがとにかく労ってくれる、話しかけてくれる)のも、大将の言葉を聞いて納得したような気持ちになりました。
とても良い環境で仕事ができていることを実感。

今度、家族全員でこのお店にいってみたくなりました。

お寿司の出前

出前でいちばん気になるところは、出前先まで正確にたどり着けるかどうか。
お店には住宅地図が用意されていますが、スマホのナビがあればほとんど問題ありません。
Googleマップで100件中、2~3件たどり着けないケースがあったぐらいです。

ただ、ナビに頼っていると、ほとんど地理を覚えられないのが残念。
時間的に余裕がある時は、なるべく地図を使っていましたが、そうした方が確実に地理が頭に入ってきました。
最近は、旅行などへ行く時もスマホに頼りっきりですが、なるべく事前に地図を調べておくと現地で効率よく動けそうですね。

来年もやってみたいと思った

年末年始の慣れないアルバイト。
少し気が重くなりましたが、実際にやってみると、想像以上に良い経験になりました。
なんといっても、今年最初のめでたいシーン。
行く先々で喜ばれるというのが最大の魅力。

自分でも不思議なぐらい、気持ちが前向きになりました。

家族と過ごす時間も大切ですが、特に予定らいし予定もなければ、家でだらだらっとしているのはもったいないと思えるぐらい。
一年のスタートとして、勢いがしっかりついた感じです。

目一杯身体を動かしながら、新たな経験をすることで良い刺激もあり、仕事に対する充実感もしっかり味わえる年末バイト。
環境が許せば、お寿司屋さんをお勧めします。


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