皆さんは銭湯へ行きますか?
疲れがたまってくると無性に銭湯に行きたくなります。
子どもの頃、びりびりする感覚が怖くて入れなかった電気風呂がいいんですよね。
少し遠出を兼ねて銭湯に行けば、子どもたちも喜んでくれるし、お財布にも優しいレジャーのひとつだったりします。
癒しを求めるなら、近代的なスーパー銭湯などよりも、昔ながらのアジがある銭湯にいきまったりしたいというのが人情ってもの。
でも、時代の流れか、今まであったはずの銭湯もけっこうな勢いで数を減らしています。
そんな銭湯を紹介しているサイトを頼りに、渋い銭湯にどっぷりつかってきました。
あまりにもレトロな空間に感動したので記事にしてます。
岐阜の渋い銭湯に癒されてきた
県の公衆浴場業生活衛生同業組合のページによると、岐阜県にはかつて300軒ほど銭湯があったそうですが、現在は25軒になっているそうです。
岐阜県公衆浴場業生活衛生同業組合
何度か入ったことがある中津川の銭湯も姿を消しているようですね・・・
なんともさみしい限りです。
岐阜には、まだ数件気になる銭湯があるのですが、今回、入浴してきたのは、創業60年、岐阜の松乃湯。
14:00〜22:30 月曜定休
岐阜市加納城南通2-2
お昼から営業しているので、明るいうちに訪ねてみました。
マップのナビを頼りに進んでいくと、いりくんだ路地に入り込み、銭湯裏手にある駐車場につきました。
駐車スペースは、向かって右手に3台ぶん。
途中の路地で狭い部分があるので怖いかもしれませんが、そこそこの車なら問題ありません。
お風呂に入る前に外観を撮っておきます。
のれんをくぐると、タイルの内装。
優しさを感じるカラーリング。
今、こんな手のこんだ建物はなかなか見ることができないと思います。
ちなみに、気が弱いので、浴室内の撮影はできませんでしたが、美しいタイル張りの浴室は一見の価値有り。
浴室中央にある吹き抜けから自然光が入ってくる明るい時間帯がお勧め。
電気風呂、健康によいという赤い光を放つレトロなジェットバスもなかなかレトロな雰囲気を醸し出しています。
風呂好きにとってここは天国といっても過言ではないでしょう。
脱衣場も、映画のセットに出てきそうなくつろぎの空間。
白熱灯の暖かい光がなんとも心地よいです。
先ほどリンクした組合のHP、松乃湯のPRポイントには、『創業から大切に使われてきた木製ロッカーや番台が今も残っているお店です。』と書かれている通り、積み重ねてきた時間の証こそがそこにしかない価値あるものなのかもしれません。
せっせと入浴しにくることぐらいしかできませんが、こういった"もの"を大切にしていきたいです。
広告の入った鏡。
よく見ると、『国鉄・名鉄御用達』の文字。
ここでは"国鉄"が、今なお現役!
中央には、丸いテーブルとパイプ椅子。
瓶入りのコーヒー牛乳やフルーツ牛乳も格別です。
なんだかんだ、ひとりで3回下見にきてしまいました。
いずれも明るい時間帯に来ていますが、他のお客さんはちらほらといった感じです。
この雰囲気なら、子どもたちを連れてきてもゆったりお風呂を楽しめそうなので、観光を絡めて家族揃って訪れてみようと思います。
銭湯を探す
冒頭に書いた通り、銭湯は急速に数を減らしつつあります。
最新の情報は、各都道府県の組合が制作したページで確認するのが最も確実です。
こちらのサイトや、各地の浴場組合をチェックしてみましょう。
旅好きの方にはバイブルとなった一冊、『全国駅前銭湯情報』は、銭湯を探すにはとても役に立つ本でしたが、出版から年月は流れかなり数を減らしているものと思われます。
その後、改訂版は出版されていない代わりに、サイトが開設されていましたが、なんとか現在稼働しているのは掲示板のみ。
全国駅前銭湯情報にもっとも近いのが、「全国駅前銭湯情報」を手に、旅をしていたという方が立ち上げたこちらのサイト。
シンプルに都道府県別に路線から、銭湯を探せるようになっています。
銭湯を楽しむ
趣味的な一面もある銭湯巡り。一日の疲れを癒すという目的以外にも、さまざまな角度から銭湯を眺めてみると銭湯の魅力が増してくるはずです。
銭湯について取り上げているサイトをいくつか紹介しておきます。
タイトルには関西と入っていますが、ほぼ全国をカバーしています。
渋い銭湯に入りたいなら要チェック。
書籍もあり豊富な写真で銭湯が紹介されています。
各地の銭湯や街並について詳細なレポートがまとめられています。
銭湯には、モノクロの写真が合いますね・・・
トップページには銭湯に関するイベントの告知などもあります。
サイト上部の目次:都道府県別から探すと、目的の場所を探しやすいです。
喫茶や古い建物、そして銭湯のカラー写真がまとめられています。
シンプルでお勧め。
個人的に、こういったタッチの写真大好きです。
銭湯について書かれているブログみっつ。
ブログなので新しい情報を見つけやすいですね。
銭湯は楽しい
煙突のある風景 音羽浴場 岐阜県美濃加茂市
自宅のお風呂と違って、広々とした浴槽でゆったり温まれるのが銭湯の最大の魅力。
今回、いろいろなページを見ていて、銭湯を目的に出かけるのも楽しいと思いました。
前回、駄菓子屋さんを捜したときはかなり苦労しましたが、銭湯は組合もあり比較的情報もはっきりしているので計画もたてやすいです。
近所の銭湯では月数回入浴していますが、見知らぬ土地の銭湯も積極的に利用したいと思います。
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