愛知県と岐阜県の県境。
ここには、中央本線が複線電化される前の廃線跡が、愛岐トンネル群として保存されています。
この旧中央本線の愛岐トンネル群は、紅葉のスポットとしても知られている、定光寺〜古虎渓駅の旧線に、4つのトンネル(1.7km)が、春と秋、年2回、一般公開されています。
その愛岐トンネル群、今年秋のは、11月22日(土)~30日(日)(※雨天中止)の間で一般公開されているというので行ってみました。
その時の様子を写真とともにアップしてみます。
廃線跡探訪というと、町の中でかつて賑わいを見せていたであろう鉄道の痕跡を探して歩き、わずかなに残った鉄道の構造物を見つけて写真に収めたり、大自然の中、放置されている細長い道をひたすら歩き続けたり、どちらかというと静かに楽しむ趣味の部類に入ると思います。
さて、さて、保存されている廃線跡はどんな感じなのでしょうか?
と、いうわけで、行ってきました愛岐トンネル群。
中央本線 定光寺駅 景色を楽しむ観光地でもあります
愛岐トンネル群へは、中央本線定光寺駅で下車します。
ホームはとても幅が狭いです
線路はかなり高い所を走っているので、駅へは急な階段を上り下りすることになります。
画面右側には、老舗旅館『千歳楼』。
こちらは今、閉館してしまい廃墟スポットとしてもちょっとした存在のようです。
こういったところの散策の時に気になるポイントの飲食やトイレ。
駅の階段を下りた所に駅のトイレ、いただいたリーフレットを確認してみると川にかかる赤い橋を渡った所にもトイレがあるようです。
川沿いの道(地図上、県道15号、交差点南側)に駐車スペースがありますが、こういうイベントの日に使えるのかはわかりません。
脚力に自信がある人は、橋を渡った所にある交差点から勾配のきつい坂道(県道205号)を上っていくと公園があるので、その駐車場に車を止めて散策しながら駅まで向かってくるというのもいいかもしれません。
健脚向きです。
周辺はこのような感じです。
こちらのBlogさんを参考にしてみて下さい。
205号をそのままあがっていくと、公園周辺には、お団子のような五平餅がおいしい『山ろく庵』など数件のカフェや食べ物屋さん、定光寺町交差点付近(県道207号方面)には、『カフェギャラリー空』があります。
当日、『カフェギャラリー空』から、駅の下付近で、お弁当の販売などもありました。
鉄道利用の場合(きっと土日はこの方が平和)、普通列車しかとまりません。
平日のトンネル群の雰囲気はこちらのBlogさんが参考になりそうです。
本数がびっくりするほど少ないので、時刻の確認はお忘れなく。
※快速の臨時停車の設定もあったと思います 現地でも時刻表が点在しています
駅からトンネル群に入る前にもちょっとした売店が出ていました
トンネル群入口までの道は、駅を降りてから、狭い道を古虎渓方面に歩いていきます。
途中に、ジュースやみかんなどの販売がありました。
2本で100円のペットボトル。
1本でも50円で販売してくれて良心的です!
急な階段を登り切ったら愛岐トンネル群のスタート地点
もみじがウリのひとつですが、階段を登り切った場所にある紅葉がいちばん素敵だったと思います。
反対側の斜面は午前中、完全に逆光で陰っていますが、 全体的に午前のほうが光線状態はよさそう。
入場料100円をこちらで支払いリーフレットを受取ります。
トンネルは4つ 当然真っ暗なので足元を照らせるようにしておいた方がいいと思います
トンネルの内部 トンネル以外の構造物もあちこちに残っています
線路跡のバラスト 基本、道は線路跡なのでこのような感じで歩きにくいです
廃線跡をなるべくそのまま手を入れないで保存するというのがコンセプト。
なので、鉄道の構造物はかなり残っています。
それらを展示しているパネルが接地されていたり、解説パネルがあったりします。
道は、バラストが残っている線路の道。
それほどハードな道ではありませんが、決して歩きやすい道ではないので、足元はしっかりしておきましょうね。
スニーカーでも少々歩きにくい感じでしたので、トレッキングシューズなど、靴底に厚みがあって足首を保護してくれるような靴がベストかと思います。
トンネル内はひんやりとしていて当然真っ暗。
LEDのイルミネーションが接地されている場所もありましたが、照明というより演出的なものです。
トンネル内にSLの走行音を流している場所もあったりします。
3号トンネルを超えた所にある東屋
お茶の無料サービスがありました
最初のトンネル(3号トンネル)を抜けて歩いていくと、左手に東屋があり、そこで無料のお茶サービスと有料の抹茶を飲むことができます。
東屋付近から、小さな橋をくぐって、河原に出ていく道もあり、そこには薮でできたトンネル、かわいいブランコも接地されています。
この他、道々に、ブランコや水車、竹細工の体験などもあります。
シンボルツリーの三四五の大もみじ
2つめのトンネル(4号トンネル)を抜けてすぐ、シンボルツリーになっている三四五(みよい)の大もみじ。
ちょっと見頃を過ぎてしまったようでした。
入口から1.1キロ地点にある、防護壁。
ここには、お弁当、おまんじゅう、ビールなどの売店が集中しています。
お弁当は500円!
とても良心的!すばらしいっ。
男子トイレは、ここにくる途中に。
この奥にもトイレがあります。(仮設トイレ的なもの)
お弁当は、なるべく早めに購入しておいた方がよさそう。
ベンチもたくさんあるので、渓谷を眺めながらランチもここで。
ここから、5号、333メートルある6号トンネルをくぐってUターンして帰路につきます。
5号トンネルを抜けた広場では、各種コンサートが開催されています。
川沿いへ降りていく道もわかれています。
6号トンネルを抜けたところが終点。
こちらにも仮設トイレがあります。
この左側が、愛岐処分場のようです。
出口
歩いてきた道を、てくてく歩いて出口へ。
3号トンネルへは行けませんので要注意。
途中、お弁当ランチを楽しんだりして、なんとなく3時間そこそこのウォーキング。
片道1.7キロですが、とにかくすごい人。
一本道に人混み、足元の悪さもあって、時間には余裕を持って散策を楽しむ感じがいいと思います。
Fire-King D Handle Mug
愛岐トンネル群は、想像以上に混んでいました。
単線の鉄道あとを歩いていくので、思ったように自分のペースで歩けないなんてこともあったりしますので、特に混雑しそうな週末などは時間に余裕を持った方がよさそう。
子どもでも楽しめるようにいろいろと工夫がされていたりして、週末のお出かけにはぴったりかも。
紅葉も楽しめるし、景色もきれいだし、鉄道のトンネルを歩けるというのはとても楽しい経験でした。
どっぷり廃線跡にはまっている人には合わない部分もあるかもしれませんが、なるべく当時のままの姿でと、保存活動に携わっている方達の努力や熱意をあちこちに見ることができました。
普通に歩いているぶんには、特に危険という感じはありませんでしたが、自然豊かな場所、バラストの上を歩いていくということを忘れずに、それなりの装備でお出かけして下さいね。
また、せっかくのチャンスなので、撮影目的の方はついつい重装備になってしまうかもしれませんが、三脚などはよっぽどじゃないと厳しい感じ。
また、平日は、売店などがどうなっているか様子がわかりません。
心配性の方は、最低限の飲料水は持参した方がよいかもです。
ここには、中央本線が複線電化される前の廃線跡が、愛岐トンネル群として保存されています。
この旧中央本線の愛岐トンネル群は、紅葉のスポットとしても知られている、定光寺〜古虎渓駅の旧線に、4つのトンネル(1.7km)が、春と秋、年2回、一般公開されています。
その愛岐トンネル群、今年秋のは、11月22日(土)~30日(日)(※雨天中止)の間で一般公開されているというので行ってみました。
その時の様子を写真とともにアップしてみます。
廃線跡をゆく
廃線跡探訪というと、町の中でかつて賑わいを見せていたであろう鉄道の痕跡を探して歩き、わずかなに残った鉄道の構造物を見つけて写真に収めたり、大自然の中、放置されている細長い道をひたすら歩き続けたり、どちらかというと静かに楽しむ趣味の部類に入ると思います。
さて、さて、保存されている廃線跡はどんな感じなのでしょうか?
と、いうわけで、行ってきました愛岐トンネル群。
愛岐トンネル群へは、中央本線定光寺駅で下車します。
線路はかなり高い所を走っているので、駅へは急な階段を上り下りすることになります。
画面右側には、老舗旅館『千歳楼』。
こちらは今、閉館してしまい廃墟スポットとしてもちょっとした存在のようです。
駅周辺ガイドとアクセス
こういったところの散策の時に気になるポイントの飲食やトイレ。
駅の階段を下りた所に駅のトイレ、いただいたリーフレットを確認してみると川にかかる赤い橋を渡った所にもトイレがあるようです。
川沿いの道(地図上、県道15号、交差点南側)に駐車スペースがありますが、こういうイベントの日に使えるのかはわかりません。
脚力に自信がある人は、橋を渡った所にある交差点から勾配のきつい坂道(県道205号)を上っていくと公園があるので、その駐車場に車を止めて散策しながら駅まで向かってくるというのもいいかもしれません。
健脚向きです。
周辺はこのような感じです。
こちらのBlogさんを参考にしてみて下さい。
205号をそのままあがっていくと、公園周辺には、お団子のような五平餅がおいしい『山ろく庵』など数件のカフェや食べ物屋さん、定光寺町交差点付近(県道207号方面)には、『カフェギャラリー空』があります。
当日、『カフェギャラリー空』から、駅の下付近で、お弁当の販売などもありました。
鉄道利用の場合(きっと土日はこの方が平和)、普通列車しかとまりません。
平日のトンネル群の雰囲気はこちらのBlogさんが参考になりそうです。
本数がびっくりするほど少ないので、時刻の確認はお忘れなく。
※快速の臨時停車の設定もあったと思います 現地でも時刻表が点在しています
トンネル群入口までの道は、駅を降りてから、狭い道を古虎渓方面に歩いていきます。
途中に、ジュースやみかんなどの販売がありました。
2本で100円のペットボトル。
1本でも50円で販売してくれて良心的です!
もみじがウリのひとつですが、階段を登り切った場所にある紅葉がいちばん素敵だったと思います。
反対側の斜面は午前中、完全に逆光で陰っていますが、 全体的に午前のほうが光線状態はよさそう。
入場料100円をこちらで支払いリーフレットを受取ります。
廃線跡をなるべくそのまま手を入れないで保存するというのがコンセプト。
なので、鉄道の構造物はかなり残っています。
それらを展示しているパネルが接地されていたり、解説パネルがあったりします。
道は、バラストが残っている線路の道。
それほどハードな道ではありませんが、決して歩きやすい道ではないので、足元はしっかりしておきましょうね。
スニーカーでも少々歩きにくい感じでしたので、トレッキングシューズなど、靴底に厚みがあって足首を保護してくれるような靴がベストかと思います。
トンネル内はひんやりとしていて当然真っ暗。
LEDのイルミネーションが接地されている場所もありましたが、照明というより演出的なものです。
トンネル内にSLの走行音を流している場所もあったりします。
最初のトンネル(3号トンネル)を抜けて歩いていくと、左手に東屋があり、そこで無料のお茶サービスと有料の抹茶を飲むことができます。
東屋付近から、小さな橋をくぐって、河原に出ていく道もあり、そこには薮でできたトンネル、かわいいブランコも接地されています。
この他、道々に、ブランコや水車、竹細工の体験などもあります。
2つめのトンネル(4号トンネル)を抜けてすぐ、シンボルツリーになっている三四五(みよい)の大もみじ。
ちょっと見頃を過ぎてしまったようでした。
入口から1.1キロ地点にある、防護壁。
ここには、お弁当、おまんじゅう、ビールなどの売店が集中しています。
お弁当は500円!
とても良心的!すばらしいっ。
男子トイレは、ここにくる途中に。
この奥にもトイレがあります。(仮設トイレ的なもの)
お弁当は、なるべく早めに購入しておいた方がよさそう。
ベンチもたくさんあるので、渓谷を眺めながらランチもここで。
ここから、5号、333メートルある6号トンネルをくぐってUターンして帰路につきます。
5号トンネルを抜けた広場では、各種コンサートが開催されています。
川沿いへ降りていく道もわかれています。
6号トンネルを抜けたところが終点。
こちらにも仮設トイレがあります。
この左側が、愛岐処分場のようです。
歩いてきた道を、てくてく歩いて出口へ。
3号トンネルへは行けませんので要注意。
途中、お弁当ランチを楽しんだりして、なんとなく3時間そこそこのウォーキング。
片道1.7キロですが、とにかくすごい人。
一本道に人混み、足元の悪さもあって、時間には余裕を持って散策を楽しむ感じがいいと思います。
想像以上に賑わっていた愛岐トンネル群
愛岐トンネル群は、想像以上に混んでいました。
単線の鉄道あとを歩いていくので、思ったように自分のペースで歩けないなんてこともあったりしますので、特に混雑しそうな週末などは時間に余裕を持った方がよさそう。
子どもでも楽しめるようにいろいろと工夫がされていたりして、週末のお出かけにはぴったりかも。
紅葉も楽しめるし、景色もきれいだし、鉄道のトンネルを歩けるというのはとても楽しい経験でした。
どっぷり廃線跡にはまっている人には合わない部分もあるかもしれませんが、なるべく当時のままの姿でと、保存活動に携わっている方達の努力や熱意をあちこちに見ることができました。
普通に歩いているぶんには、特に危険という感じはありませんでしたが、自然豊かな場所、バラストの上を歩いていくということを忘れずに、それなりの装備でお出かけして下さいね。
また、せっかくのチャンスなので、撮影目的の方はついつい重装備になってしまうかもしれませんが、三脚などはよっぽどじゃないと厳しい感じ。
また、平日は、売店などがどうなっているか様子がわかりません。
心配性の方は、最低限の飲料水は持参した方がよいかもです。
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