ボルネードのサーキュレーターを買いました。
暑い夏のイメージが強いサーキュレーターですが、よくよく調べてみると洗濯物が乾きにくい梅雨や冬、暖房の効率を上げるなど年中活躍するシーンがわかりました。
サーキュレーターを買うなら、これしかないと思っていたのが、ボルネードのクラシックファン。
メタリックボディの復刻モデルです。
きっと、お洗濯ものが乾きにくくなるこれからの季節こそあると便利だろう・・・
そう思って、本格的な冬が来る前に購入。
購入からほぼ4年が経過。
結果は、さまざまなシーン、季節で使用できて大満足。とても便利な家電だと感じることができました。
ボルネードのサーキュレーターについてや我が家での使用方法を解説してみます。
VORNADO CLASSIC CIRCULATOR FAN VFAN-JP グリーン
メタリックな雰囲気とデザインが、とっても素敵なサーキュレーター。久々に心躍る家電です。
サーキュレーター自体が、年中使うものなので、目に入っても心地よいものというのはとても重要。
開封してすぐに、目障りな注意書きのステッカーを剥がしてみました。
全体的には、かなり好印象ですが、しいていえば台座の金色のカバーの文字は、彫り込みでいれて欲しかったかな・・・
アメリカンヴィンテージで人気のアイテム、ファイヤーキングのジェダイと並べてみると色めはかなり違いがありますが、クラシカルなデザインはヴィンテージものとも抜群の相性になりそうです。
うるさいという意見が目立つ作動音。
強で運転していれば音を感じますが、テレビを見ながら弱で運転していると、サーキュレーターが動いている事に気づかない事もあります。
聞き取ろうとすれば聞こえるそんな程度です。
また、この音はモーターの動作音などではなく風の音。強力さの証でもあります。
我が家では、だれもサーキュレーターの音をうるさいと不快に感じていません。
気になる電気代(※メーカー公称)ですが、"強"で1時間使用しても1円未満、"弱"で2時間使用して約1円です。
DCモーターを使用しているものに比べると見劣りしてしまいますが、これだけ強力な風を作り出すボルネード。
省エネの観点からみても、一般的な扇風機の消費電力と比べて見劣りしません。
とにかくシンプルな造りで、スイッチも風量調節のみ。
そこがボルネードのいいところなのだけど、タイマーで自動的にON/OFFぐらいしたいと思ったら、こういったタイマーを使うといいです。
安価で、なかなか評判のタイマーです。
ついにDCモーター搭載機が登場!
この記事を書いた当時は、他メーカーのDCモーター搭載サーキュレーターとボルネードの本体価格差と電気料金の差を計算し、本体価格が高いDCモーター機を購入しても電気代でペイするには10年かかるという計算になりました。参考までに従来モーターを搭載したモデルの電気料金を残しておきます。
カタログ公称値を元に、家電の電気代を算出してくれるこちらのサイトで計算してみます。
いずれも最大値、電気代は1kWhあたり26円(こちらは新電力Looop電気の単価)、1日の使用は8時間で1年365日稼働させた場合を計算します。
ボルネード クラシックファンの年間の電気代
消費電力 34wで、2581.28円
記事公開から時間が経ち、ついにDCモーター搭載機がラインナップに加わりました。
価格も抑えられているので、性能、デザイン的に大丈夫なら購入を検討してみましょう。
タワー型、モダンデザインのモデルがDCモーターを搭載しています。
公式ページでは、従来モーターと比べて80%省エネとなっています。
VORNADO(ボルネード) 2017-05-10
電化製品の進化は早いですね。
コストも大幅に下がったようで、今後DCモーターのモデルが増えていくと思われます。
扇風機とサーキュレーターの決定的な違い
風を起こす電化製品は、扇風機の方が身近な存在です。直接身体に風を当てて涼をとるのが扇風機。
強力な風で空気を動かして全体的な空調を目指すのがサーキュレーター。
サーキュレーターの特徴は以下の通りです。
- コンパクト
- 年中使える
- 使い方はアイディア次第
扇風機に比べ、コンパクトなので設置場所を選ばないのは大きなメリット。
気軽に配置も変えることができます。
さらに、一年中使う機会があるので年中出しっぱなし。収納を考える必要がありません。
扇風機と違いシーズンだけの家電ではないので、出したり入れたり、片付けるためのスペース作る必要もありません。
実際、購入から4年近くが経過しましたが、一度もサーキュレーターを片付けたことはありません。
だからこそ、機能も重要ですがインテリアに馴染むおしゃれなものをお勧めします。
冷暖房時の空調以外にも、洗濯物を乾かしたり、部屋の換気など使い方も様々。
雨上がりに部屋がジメジメしている、帰宅後部屋に入った瞬間に熱気がこもっている時に、窓を開けて湿気や熱気をサーキュレーターで換気する使い方もできます。
まずはボルネード
以上の理由から、メーカーの歩んできた歴史、専門性、パワフルでコンパクト、さらにインテリア的にも問題なさそうなボルネードを選びました。おしゃれかどうかの基準は人それぞれ。
クラシカルなものからモダンなデザインまで、専門メーカーの強みを生かしたラインナップのボルネードを見てから他のメーカーを検討すれば良いかと思います。
年中、目に入る場所で使う家電という意識が芽生えると、安っぽいものでは満足できないと感じるはずです。
使い方について書かれているページ
あまり馴染みのないサーキュレーター。購入するまでに色々と調べておきました。
気になったページを紹介しておきます。
まずは、公式サイトから。
サーキュレーターの特徴やメリットなどについて読みやすくまとめられていますので、とりあえず気になった方はこちらのサイトに目を通すとよさそうです。
暖房時のメリット(暖房の方が光熱費がかかる)が強調されているように感じたのは意外でした。
すべてのモデルではありませんが、メーカーからお試しでレンタルできるサービスもあるので便利ですね。
プレハブを改造した事務所で、エアコンや扇風機、サーキュレーター併用していた方のBlog。
使用していたサーキュレーターが壊れてしまったのでボルネードのものを新しく購入して、その結果とともに、動作音がわかる動画をUPしています。
ボルネードのサーキュレーターを購入した結果、扇風機は使用しなくなり、設定温度も24度から26度で過ごせるようになったそうです。
ボルネードはうるさいと書かれていますが、モーターの動作音などではなく、風の音が大きいということのようです。
冷房には扇風機やサーキュレーターの併用がいいとさかんに言われている。 これは間違いだ。 上暖・下冷の安定した成層状態を撹拌して室内の温度を均一化することは、 暖房にのみ効果があり、冷房では逆効果である。
どのページを見ても、だいたい似通ったことが書かれているのですが、サーキュレーターの使い方にはいろいろ試行錯誤が必要なようです。
暖房時にはしっかりサーキュレーターを使いつつ、冷房には逆効果では?という意見を書いている方のBlog。
冷えた空気を人のいない上の空間に送るのは効率が悪いのでは?ということのようです。
これについては、冷えた空気の層だけを攪拌する方法も推奨しているメーカーもありますし、それほど天井が高くなければ結局効率がいいなどなど、逆効果だとは言い切れないのではと感じます。
コメント欄でも濃い意見が交換されているので、参考になりそうです。
換気だからといって、そのまま窓から窓・廊下に向かって風を通してあげるのではない。 注意しなければいけないのは、部屋に篭った空気を逃がすような空気の流れ道を作る必要があるので、 サーキュレータを使って間接的に部屋の空気を窓・廊下に逃がせば良いのである。
サーキュレーターの使い方を室温を測り試行錯誤している様子が書かれています。
風をどう送るようにすれば良いのか?迷った時のヒントになりそうです。
それではエアコンの冷房時にはどのような使い方をすればよりサーキュレーターの効果が上がるのかと言うと、考え方としては冷風がとどまりやすい所に置くということが重要です。
サーキュレーターはそもそも空気を室内に程よく循環させるためのものですからね。
そして冷風の性質は暖風よりも重い性質となっているためサーキュレーターはエアコンの冷房使用時、エアコン近くに下を向くようにしてサーキュレーターを置くというのが正しい置き場所及び効果的な使い方になります。
決まった使い方というものがないので難しく感じてしまいますが、概ね、環境に合わせた試行錯誤が必要なものの、冷暖房の効率が上がり、電気代の節約に繋がるという認識で良いようです。
サーキュレーター我が家の使い方
サーキュレーターを購入して、ずいぶんたちました。
冬は、なるべく部屋の中ほどに置いて暖房と併用します。
どれだけエアコンがかしこくなっても、暖かい空気は上にあがってしまうので、効率よく暖まるためにもサーキュレーターを天井に向けて使うのが無難。
エアコンの真下に置いて壁に向けて使うと効果が高いという実験結果もあります。
暖房時の使い方は、こちらの記事にまとめていますので、環境に応じて色々と試してみてください。
クーラーとの併用はこう使う
冷房と併用する夏の使い方は、少々工夫が必要になってきます。
といっても、難しいことはありません。
最適な(心地よい)使い方を見つけていくのが、サーキュレーターを使いこなすためのポイントです。
部屋の温度のムラをなくすためには、冷房時でも上向きを意識すること。
足元だけが冷えると気になる時には効果的です。
- エアコンの近くに置き下向き
- エアコンの反対側に置き吹き出し口に向ける
- エアコンの冷気が届かない場所に風を送る
障害物がない空間では、空気を攪拌するために下向きに置くのも効果的。
家具類などがある場合は、満遍なく冷気が回るように、クーラーの風にサーキュレーターで風をぶつけて冷気を拡散させるイメージで。
(※なかなか冷えないエアコン付近を冷やして、エアコンの冷やしすぎを抑える意味合いもあるようです)
同じような理屈で、壁にサーキュレーターの風を当てて、冷気を満遍なく送るということも勧められています。
冷えた空気を隅々まで行き渡らせるために風を送る。
私個人の考え方は、メインで使用しているリビングの環境も影響していますが、天井付近の熱い空気を撹拌する必要はないと感じています。
冷えた空気は下がってくるので、天井付近の温度は意識しないという考え方です。(ムダに冷やす体積を増やさない)
我が家のリビングは四角くないので、エアコンの冷気をくまなく送るためにサーキュレーターを使用しています。
ほとんど水平に向けて使う事で、部屋全体に風の流れを作り冷えた空気を動かすことを意識しています。
冷えた空気がそよそよと動いているので、エアコンの設定温度を控えめにしても快適に過ごせますよ。
わかりやすく、図を書いてみました。
テトリスのブロックのような我が家の2f。
図面右上の青い四角がエアコンの設置場所。
サーキュレーターはグリーンで表しています。
現在の置き方は、おおむね2パターン(部屋の右下、左側)。
我が家は、ほとんど全員が2fのこのスペースで過ごすので、エアコン付近のソファとダイニングテーブル付近を快適にする必要があります。
だからエアコン正面の部屋の角付近に置くのがメインの配置。
キッチンにたつときは、奥まった場所まで冷気がまわるように配置を変えています。
四角い部屋での使用例
四角い部屋で使用するときは、エアコンから送られてくる冷気を循環させるイメージで。サーキュレータを配置するなら、グリーンで示したどちらかの場所に置く事になります。
家具の配置や出入り口、コンセントの位置によって変ってきますが、図のような部屋なら冷気を右回りさせれば、空気が動いてエアコンの設定温度を控えても快適に過ごせるはずです。
我が家の場合は、この部屋に大きな家具はありませんから、上むきに使うことはほとんどありません。
足元の冷えが気になるときは、どちらかの場所から、エアコン方向に向ければ上下まんべんなく部屋の気温を下げる事ができます。
その他の使い方
この他、洗濯物が乾きにくい季節、部屋干しの日にサーキュレーターが大活躍。暑い日、寒い日は空調を効かせながら洗濯物を乾かすので一石二鳥ですね。
エアコンを使わないお昼寝や就寝時には、壁から跳ね返ってくるほんのりとした空気の揺れが心地く体を包んでくれます。
扇風機のように風を直接当てるわけではないので、体が冷え過ぎることがありません。
帰宅時のむわっとした熱い空気を換気するために使うこともあります。
サーキュレーターの使い方は、アイディア次第。用途によって年中使用する機会があります。
意のままに風を操って、快適な空間を手に入れましょう。
ボルネードには持つ喜びがある!
サーキュレーターを買おうと思ってまっさきにチェックしていたのがボルネード。
いそいそと開封してリビングに置いたとたん、テンションも満足度も果てしなくあがってしまいました。
ボルネードを見たあと、メイドインジャパンのカモメファンを見ても、まったく心をくすぐられず。
いかにも便利そうな機能を搭載して無難にまとまったモノを見ても、
『サーキュレーターに首振りは必要ない』と言い切る、シンプルで力強いボルネードの魅力には遠く及ばなかったわけです。
モダンな660-JP、650-JPなどのモデルを選んだとしても、ボルネードを使えば快適になる、これ以上のものはない・・・
シンプルなモノには、不思議とそんな期待感や満足度を持たされてしまいます。
購入前は扇風機と違いが分かりませんでしたが、使ってみると使い方の違いがはっきりわかりました。
扇風機のようにかさばらないのも魅力のひとつ。
優しい空気の揺れは、使ってみるととても快適。
夏は、まさに木陰に居るようなという言葉がぴったりな心地よさ。
馴れてしまうと、手放せません。
冬は、効率よく暖まれるし、洗濯物の乾きも早く大助かり。
ほぼ年中使用する機会があるので、もう1〜2台買い足しを考えています。
もちろんボルネード一択です。
Vornado プレミアム・シリーズ サーキュレーター 650-JP
Vornado プレミアム・シリーズ サーキュレーター【6~30畳用】 650-JP
posted with カエレバ
VORNADO(ボルネード)
VORNADO(ボルネード)
VFAN2-JPになり、グリーン1色のみになっています。
VORNADO(ボルネード)
クラシックタイプに一回り小さなジュニアタイプが加わりました。
風量調節は2段階になっていますが、コンパクトなのはいいですね。
VORNADO(ボルネード)
こういったアイテムがお部屋にあると、いいアクセントにも。
こだわりの空間をサーキュレーターで快適に。
インテリアが気になる人は、これしかないという選択になるはずです。
その後、クラシックファンのジュニアモデルを買い足しました。
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