子どもの歯列矯正について、高い、治療に時間がかかる、不明瞭、器具を使うと大変そうなどなど、あまりいいイメージがなく、できればそういった病院とは無縁でいたい。
そんな歯列矯正ですが、一説によると、近年、生活習慣の変化などにより、歯並びに問題を抱えている子どもの数が増えているそうです。
そういった背景もあってか、歯列矯正に保険の適用を訴えている政党もありますが、まだまだ実現の見通しは立っていない様子。
P1130339 / Photo régine debatty
まったく無縁だと思っていた歯列矯正。
我が家の次男が、矯正治療を始める事になりました。
決して他人事ではないと思ったので、矯正を始めるまでの経緯や費用、子どもの歯の矯正について書かれているサイトをまとめて記事にしてみます。
かかりつけの歯医者さんで、定期検診を受けたところ、6歳臼歯の生え方に異常が見られるとのこと。
それまでも前歯が重なってはえていたのですが、矯正を勧められたのは初めて。
『これはまずい・・・どうしても気になるから、紹介状を持って一度見せてきてもらえる?』
先生が申し訳なさそうにいうので、この時点でもう矯正の覚悟をしなければという雰囲気になりました。
なぜならこの先生、開業する前から相方と個人的なお付き合いのある間柄で、よほどのことがない限りそのような事をいわない性格だということもよくわかっているからです。
そんな先生がいうから、矯正を決断したといっても過言ではありません。
紹介状をいただいた病院へさっそく予約を入れて、診察に連れて行くことにしました。
最悪矯正が必要になった場合、子どもだけでも通えるところがよかったので、立地条件はまずまず。
まず最初に、カウンセリングを受けます。
こういったカウンセリング、通常2,000円かかるということでしたが、先生からの紹介状があるので今回は無料。
この時点では、まだレントゲンなどの検査は行いません。
主に、どういった治療をするのか、気になる支払い方法などざっくりと説明を受けます。
目視しただけでも、噛み合わせのいちばん重要な歯である6歳臼歯が上は外側を向き、下は内側を向き、歯があたっていない状態。
ほぼ間違いなく矯正が必要になるとのこと。
顔写真、口を開けて歯の写真を撮影。
6歳臼歯の異常、全体的にこれから永久歯に生え変わるスペースがないこと、出っ歯になる傾向が見られることなどを告げられ精密検査の予約をしました。
1週間後、予約を入れておいた検査日。
検査費用は、32,400円。
この日は、レントゲンなどを撮って終了。
時間にして30分ほど。
1週間後に検査結果を聞く予約を入れて病院をあとにしました。
さまざまな角度から撮られた、次男の頭蓋骨の写真、普通の歯科でも撮られるような口のレントゲン写真、次男の歯形の模型と書類が用意されていました。
口のレントゲン写真を見ると、これから生えてこようとしている永久歯が前後に重なっている様子がはっきりわかります。
頭蓋骨の写真には、通常の(理想的な)ラインと次男のラインが色分けされていて、出っ歯になっていく傾向や、歯のアーチ自体が狭いことなど説明を受けました。
模型を見ると、あまり目立たなかった6歳臼歯が外側と内側に倒れていて、まったく奥歯が当たっていないことがはっきりとわかりました。
歯並びを意識していなければ、読み方すらわからないような検査結果ですが、参考のために載せておきます。
個々の症状については、細かく触れませんが、永久歯が生えるスペースが不足しているために、歯が重なって生える。
出っ歯の傾向が見られる。
治療期間は、第一期、第二期に分けて15歳を目処に続けます。
第二期、430,000円
第一期の処置料金が、およそ月一回で3,500〜5,000円。
ざっくりですが、
ひゃくまんえん!
といった感じです。
ちなみに矯正には、一部の症状を省き保険が適用されません。
負担を軽減するためにできることといえば、医療費控除を受けることぐらいです。
1年間に10万円以上が対象になるので、分割して支払いが可能なら、分割支払いという選択をしておくことも考えてみましょう。
こちらの矯正歯科では、治療段階に応じて都度支払い(分割支払い)が可能だったので、可能な限り分割支払いにしていただきました。
ここまで説明を聞くと、契約書や治療の説明・注意点が書かれた用紙も見せられます。
酷い症例写真などを見せられながら、説明を聞くことになるので、冷静でいないと不本意な契約を結ぶことになりかねません。
契約書にサインをしてしまうと、払い戻しなどは困難になる場合もあるので、できれば2〜3カ所矯正歯科をまわってみることをお勧めします。
治療方針や料金もまちまちで、安ければいいというものではありませんが、料金は大きく差がでるので気をつけましょう。
他の矯正歯科をまわらないまでも、よほどのことでない限り、その場でのサインは避けた方がいいです。
いったん冷静になって、疑問点はないか、心配な点はないか見直す時間は必要です。
次男の場合は、別の矯正歯科へは連れて行きませんでした。
相方の知人でもある、かかりつけの先生の紹介だから、その先生を信じる・・・といったスタンスでした。
例え先生の紹介でも、疑問に思ったことは率直にぶつけてみました。
『いかにも酷いという症例写真を見せながら話されても家の子がこうなるとは限らない。なぜこんな写真を見せるのか(必要以上に不安感をあおっているのではないかという意味)』
『顎が小さい、スペースが足りないというのに、そもそもスペースを確保できるのか』
『大きな永久歯が生えてきて、またやり直しということにならないのか。治療が早すぎないか』
『歯並びを整えるために器具を付けるのに、それで歯がボロボロ(磨きにくくなり虫歯になるという意味で)になっては本末転倒』
検査によって、今後歯並びがどうなっていくかはかなりの確立で見通すことができる。
歯のスペースについては、Vの字に近い歯並びのアーチをUの字に近づけていくことでじゅうぶん確保できるとのこと。
抜歯を極力避けながら歯並びを整えていこうとすると、今ぐらいの時期から治療を始めた方がいい。
歯並びを矯正で整えても、元に戻っていこうとする力が働き元に戻ってしまうということもある。
そうならないように、整えたあと維持するところまで計画にいれている。整えた歯並びをしっかり維持していくことを重要視している。
器具を付けたあと、磨きにくくなるのは確かだがしっかりケアをする。お家でのケアも指導する。
そう書きましたが、我が家の場合は、その場でサインしました。
振り返ってみても、知人の先生の紹介だったからというのが最大のポイントになっています。
実は、長男も、かかりつけの歯科検診で、いちばん奥の永久歯が内側に倒れつつあることを指摘されました。
この時も、矯正を極力しなくてもいいように、まず、いちばん奥の歯の邪魔をしている親知らずを抜いて、成長とともに歯が真っすぐになろうとする可能性を待つというものでした。
歯並びはほぼ問題がないのに、この奥歯のために矯正をおこなうと、治療を受ける長男自身の負担、金銭的な負担を考慮していただいての結果でした。
口腔外科に紹介状を回していただき、埋もれている親知らずを抜歯。
口腔外科の見解は、奥の歯の邪魔をしている親知らずを抜いても、まっすぐになる可能性は僅かとのことでしたが、矯正を行うにしても親知らずが邪魔になり抜くことになるので抜歯は必要とのことでした。
とりあえず、長男の奥歯は、問題はあるけれど、今すぐ矯正が必要ということでもないので、親知らずを抜いたあと経過観察をしています。
そんな先生が、次男の6歳臼歯の倒れを発見した時に、矯正が必要と判断し紹介状をもらってここに来ました。
そういった事がなければ、他の矯正歯科にも見せていると思いますし(そもそも矯正歯科にも連れてきていないはず)、その場でサインに応じることはなかったと思います。
治療を受ける次男は、ぎんぎらの矯正器具だけは絶対に嫌だとごねていましたが、こちらでは、白色のそれほど目立たない器具を使用すると使用例の写真を見せながら説明をしてくれたので治療に積極的になりました。
この日は、検査結果を聞き、さまざまな説明を受け、3時間ほどかかりました。
料金は0円。
とつぜん矯正が必要といわれても、何を判断基準にしていけばいいのかわからず、気持ちが落ち込んでしまったり、慌ててしまうかもしれません。
矯正を考えた時に、参考になりそうなサイトを紹介しておきます。
こちらは、矯正歯科選びから矯正終了まで、克明に記録されているページ。
日付とともに、かかった費用も記されているので、とても参考になります。
医療関係の出版社が運営するすこやかTOWN。
子どもの歯並びについて、傾向や矯正の概要がひとつの記事にまとめられています。
歯並びの悪さがあたえる影響など頭に入れておきたいですね。
子どもの頃に矯正を経験している方の記事。
当時の気持ちや、矯正をしておいてどうだったかなど経験者ならではの視点で、歯の矯正について書かれています。
病院探しから、相談コーナー、症例などコンテンツが充実している矯正歯科ネット。
矯正について調べたいことがあれば、ほとんどの事がこちらのサイトで調べることができるはずです。
病院の口コミは、関係者が投稿しているやらせが一部あるとのことなので、こちらの方は参考程度にという書き込みもあります。
与五沢矯正研究会のホームページから。
矯正を始める時期、治療方法、矯正治療のゴールというコンテンツ、研究会会員の矯正歯科のリストがあります。
現役歯科衛生士が書く、子どもの歯の健康について発信しているブログ。
わかりやすく読みやすいボリュームで、子どものはについてさまざまな情報が記事になっています。
歯並びについても、予防や子どもが矯正を始めるタイミングについてカテゴリにまとめられています。
矯正については、治療費も高く、不透明な印象が拭えませんが、トラブルなども増加しているようです。
こういった報道が全てではないのでしょうが、矯正歯科選びは、こういったこともあるということを頭に入れて慎重に。
歯並びの問題は、さまざまな健康面にも影響を与えるとされています。
歯が重なることによって、虫歯が増えてしまうといったようなことはやっぱり避けたいもの。
でも矯正治療というと、現在の日本では必要性も曖昧な部分があり、やはり子どもを心配する親の心理をついている部分もなくはないと感じます。
歯並びについて指摘を受けたら、冷静に判断するためにも、よほどのことがない限り2~3件は矯正歯科をまわった方がよいと感じました。
子どもの歯並びについてできることといえば、納得できる矯正歯科を探すことぐらいだからです。
我が家の場合は、歯の健康についてとても意識が高いとはいえませんが、かかりつけの歯医者さんに定期的に通うことで、兄弟揃って虫歯は1本もありません。
例え歯並びに問題があったとしても、定期的に歯医者さんに通う習慣がなければこの段階で気づくこともなかったはずです。
今回の件で、身近なかかりつけの歯医者さんを持つことの大切さを感じました。
そんな歯列矯正ですが、一説によると、近年、生活習慣の変化などにより、歯並びに問題を抱えている子どもの数が増えているそうです。
そういった背景もあってか、歯列矯正に保険の適用を訴えている政党もありますが、まだまだ実現の見通しは立っていない様子。
P1130339 / Photo régine debatty
まったく無縁だと思っていた歯列矯正。
我が家の次男が、矯正治療を始める事になりました。
決して他人事ではないと思ったので、矯正を始めるまでの経緯や費用、子どもの歯の矯正について書かれているサイトをまとめて記事にしてみます。
子どもを矯正歯科に連れて行くと決めた理由
9歳の次男。かかりつけの歯医者さんで、定期検診を受けたところ、6歳臼歯の生え方に異常が見られるとのこと。
それまでも前歯が重なってはえていたのですが、矯正を勧められたのは初めて。
『これはまずい・・・どうしても気になるから、紹介状を持って一度見せてきてもらえる?』
先生が申し訳なさそうにいうので、この時点でもう矯正の覚悟をしなければという雰囲気になりました。
なぜならこの先生、開業する前から相方と個人的なお付き合いのある間柄で、よほどのことがない限りそのような事をいわない性格だということもよくわかっているからです。
そんな先生がいうから、矯正を決断したといっても過言ではありません。
矯正歯科でのカウンセリング
右の6歳臼歯が外側を向いています紹介状をいただいた病院へさっそく予約を入れて、診察に連れて行くことにしました。
最悪矯正が必要になった場合、子どもだけでも通えるところがよかったので、立地条件はまずまず。
まず最初に、カウンセリングを受けます。
こういったカウンセリング、通常2,000円かかるということでしたが、先生からの紹介状があるので今回は無料。
この時点では、まだレントゲンなどの検査は行いません。
主に、どういった治療をするのか、気になる支払い方法などざっくりと説明を受けます。
目視しただけでも、噛み合わせのいちばん重要な歯である6歳臼歯が上は外側を向き、下は内側を向き、歯があたっていない状態。
ほぼ間違いなく矯正が必要になるとのこと。
顔写真、口を開けて歯の写真を撮影。
6歳臼歯の異常、全体的にこれから永久歯に生え変わるスペースがないこと、出っ歯になる傾向が見られることなどを告げられ精密検査の予約をしました。
歯並びの検査へ
検査結果の書類。歯並びの問題個所が箇条書きされていました1週間後、予約を入れておいた検査日。
検査費用は、32,400円。
この日は、レントゲンなどを撮って終了。
時間にして30分ほど。
1週間後に検査結果を聞く予約を入れて病院をあとにしました。
検査結果を聞きにいく
この日は、検査結果の説明を受けます。さまざまな角度から撮られた、次男の頭蓋骨の写真、普通の歯科でも撮られるような口のレントゲン写真、次男の歯形の模型と書類が用意されていました。
口のレントゲン写真を見ると、これから生えてこようとしている永久歯が前後に重なっている様子がはっきりわかります。
頭蓋骨の写真には、通常の(理想的な)ラインと次男のラインが色分けされていて、出っ歯になっていく傾向や、歯のアーチ自体が狭いことなど説明を受けました。
模型を見ると、あまり目立たなかった6歳臼歯が外側と内側に倒れていて、まったく奥歯が当たっていないことがはっきりとわかりました。
検査結果
- 2級咬合(こうごう)傾向
- 上顎右側則切歯(そくせっし)の舌側転位
- 上下顎軽度叢生(そうせい)、永久歯萌出(ほうしゅつ)余地不足
- 上下顎狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう)
- 上唇の突出感あり
歯並びを意識していなければ、読み方すらわからないような検査結果ですが、参考のために載せておきます。
個々の症状については、細かく触れませんが、永久歯が生えるスペースが不足しているために、歯が重なって生える。
出っ歯の傾向が見られる。
治療法方針・期間
- 則切歯を正常な位置に戻していく
- 6歳臼歯の倒れを修正する
- 歯並びはUの字型が理想ですが、Vの字になっているためこれをUの字に近づけながら永久歯が生え揃うスペースを確保する
- 必要であれば、上顎の成長を抑制する(出っ歯防止)
- 永久歯がちゃんとした位置に生えてくるように誘導する
- 必要なら抜歯する
- 上下の歯並びを調整、元に戻らないように処置をする
治療期間は、第一期、第二期に分けて15歳を目処に続けます。
矯正の費用
第一期、432,000円第二期、430,000円
第一期の処置料金が、およそ月一回で3,500〜5,000円。
ざっくりですが、
ひゃくまんえん!
といった感じです。
ちなみに矯正には、一部の症状を省き保険が適用されません。
負担を軽減するためにできることといえば、医療費控除を受けることぐらいです。
1年間に10万円以上が対象になるので、分割して支払いが可能なら、分割支払いという選択をしておくことも考えてみましょう。
こちらの矯正歯科では、治療段階に応じて都度支払い(分割支払い)が可能だったので、可能な限り分割支払いにしていただきました。
矯正歯科でのやりとり
Cast for retainer. Just before braces removed. / Photo RichardBHここまで説明を聞くと、契約書や治療の説明・注意点が書かれた用紙も見せられます。
酷い症例写真などを見せられながら、説明を聞くことになるので、冷静でいないと不本意な契約を結ぶことになりかねません。
契約書にサインをしてしまうと、払い戻しなどは困難になる場合もあるので、できれば2〜3カ所矯正歯科をまわってみることをお勧めします。
治療方針や料金もまちまちで、安ければいいというものではありませんが、料金は大きく差がでるので気をつけましょう。
他の矯正歯科をまわらないまでも、よほどのことでない限り、その場でのサインは避けた方がいいです。
いったん冷静になって、疑問点はないか、心配な点はないか見直す時間は必要です。
次男の場合は、別の矯正歯科へは連れて行きませんでした。
相方の知人でもある、かかりつけの先生の紹介だから、その先生を信じる・・・といったスタンスでした。
矯正歯科での質問
矯正歯科の説明を受けても納得できない部分があった場合は、ぜったいその場でぶつけてみましょう。例え先生の紹介でも、疑問に思ったことは率直にぶつけてみました。
『いかにも酷いという症例写真を見せながら話されても家の子がこうなるとは限らない。なぜこんな写真を見せるのか(必要以上に不安感をあおっているのではないかという意味)』
『顎が小さい、スペースが足りないというのに、そもそもスペースを確保できるのか』
『大きな永久歯が生えてきて、またやり直しということにならないのか。治療が早すぎないか』
『歯並びを整えるために器具を付けるのに、それで歯がボロボロ(磨きにくくなり虫歯になるという意味で)になっては本末転倒』
矯正歯科の回答
症例写真はあくまで例だが、検査や今までの治療の経験から、治療なしではこういった歯並びに近づいていくのはほぼ確実。検査によって、今後歯並びがどうなっていくかはかなりの確立で見通すことができる。
歯のスペースについては、Vの字に近い歯並びのアーチをUの字に近づけていくことでじゅうぶん確保できるとのこと。
抜歯を極力避けながら歯並びを整えていこうとすると、今ぐらいの時期から治療を始めた方がいい。
歯並びを矯正で整えても、元に戻っていこうとする力が働き元に戻ってしまうということもある。
そうならないように、整えたあと維持するところまで計画にいれている。整えた歯並びをしっかり維持していくことを重要視している。
器具を付けたあと、磨きにくくなるのは確かだがしっかりケアをする。お家でのケアも指導する。
その場で治療を決めた
その場ではサインしないように。そう書きましたが、我が家の場合は、その場でサインしました。
振り返ってみても、知人の先生の紹介だったからというのが最大のポイントになっています。
実は、長男も、かかりつけの歯科検診で、いちばん奥の永久歯が内側に倒れつつあることを指摘されました。
この時も、矯正を極力しなくてもいいように、まず、いちばん奥の歯の邪魔をしている親知らずを抜いて、成長とともに歯が真っすぐになろうとする可能性を待つというものでした。
歯並びはほぼ問題がないのに、この奥歯のために矯正をおこなうと、治療を受ける長男自身の負担、金銭的な負担を考慮していただいての結果でした。
口腔外科に紹介状を回していただき、埋もれている親知らずを抜歯。
口腔外科の見解は、奥の歯の邪魔をしている親知らずを抜いても、まっすぐになる可能性は僅かとのことでしたが、矯正を行うにしても親知らずが邪魔になり抜くことになるので抜歯は必要とのことでした。
とりあえず、長男の奥歯は、問題はあるけれど、今すぐ矯正が必要ということでもないので、親知らずを抜いたあと経過観察をしています。
そんな先生が、次男の6歳臼歯の倒れを発見した時に、矯正が必要と判断し紹介状をもらってここに来ました。
そういった事がなければ、他の矯正歯科にも見せていると思いますし(そもそも矯正歯科にも連れてきていないはず)、その場でサインに応じることはなかったと思います。
治療を受ける次男は、ぎんぎらの矯正器具だけは絶対に嫌だとごねていましたが、こちらでは、白色のそれほど目立たない器具を使用すると使用例の写真を見せながら説明をしてくれたので治療に積極的になりました。
この日は、検査結果を聞き、さまざまな説明を受け、3時間ほどかかりました。
料金は0円。
子どもの矯正治療について書かれているサイト
Skellington scan / Photo Dan Brickleyとつぜん矯正が必要といわれても、何を判断基準にしていけばいいのかわからず、気持ちが落ち込んでしまったり、慌ててしまうかもしれません。
矯正を考えた時に、参考になりそうなサイトを紹介しておきます。
こちらは、矯正歯科選びから矯正終了まで、克明に記録されているページ。
日付とともに、かかった費用も記されているので、とても参考になります。
医療関係の出版社が運営するすこやかTOWN。
子どもの歯並びについて、傾向や矯正の概要がひとつの記事にまとめられています。
歯並びの悪さがあたえる影響など頭に入れておきたいですね。
子どもの頃に矯正を経験している方の記事。
当時の気持ちや、矯正をしておいてどうだったかなど経験者ならではの視点で、歯の矯正について書かれています。
病院探しから、相談コーナー、症例などコンテンツが充実している矯正歯科ネット。
矯正について調べたいことがあれば、ほとんどの事がこちらのサイトで調べることができるはずです。
病院の口コミは、関係者が投稿しているやらせが一部あるとのことなので、こちらの方は参考程度にという書き込みもあります。
与五沢矯正研究会のホームページから。
矯正を始める時期、治療方法、矯正治療のゴールというコンテンツ、研究会会員の矯正歯科のリストがあります。
現役歯科衛生士が書く、子どもの歯の健康について発信しているブログ。
わかりやすく読みやすいボリュームで、子どものはについてさまざまな情報が記事になっています。
歯並びについても、予防や子どもが矯正を始めるタイミングについてカテゴリにまとめられています。
矯正については、治療費も高く、不透明な印象が拭えませんが、トラブルなども増加しているようです。
こういった報道が全てではないのでしょうが、矯正歯科選びは、こういったこともあるということを頭に入れて慎重に。
子どもの歯の健康にとって必要だと感じたこと
突然、矯正が必要ということになると、通院のこと、子どもの負担、経済的な負担もあり、一瞬目の前が真っ黒になるほどショックを受けてしまいました。歯並びの問題は、さまざまな健康面にも影響を与えるとされています。
歯が重なることによって、虫歯が増えてしまうといったようなことはやっぱり避けたいもの。
でも矯正治療というと、現在の日本では必要性も曖昧な部分があり、やはり子どもを心配する親の心理をついている部分もなくはないと感じます。
歯並びについて指摘を受けたら、冷静に判断するためにも、よほどのことがない限り2~3件は矯正歯科をまわった方がよいと感じました。
子どもの歯並びについてできることといえば、納得できる矯正歯科を探すことぐらいだからです。
我が家の場合は、歯の健康についてとても意識が高いとはいえませんが、かかりつけの歯医者さんに定期的に通うことで、兄弟揃って虫歯は1本もありません。
例え歯並びに問題があったとしても、定期的に歯医者さんに通う習慣がなければこの段階で気づくこともなかったはずです。
今回の件で、身近なかかりつけの歯医者さんを持つことの大切さを感じました。
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