戸建てに引っ越してから、新調することになたテレビボード。
テレビボードは、数ある家具の中で、ある意味一番視線が集まる家具かもしれません。
テレビを置いておくだけではなく、できるだけ収納的な役割も果たして欲しい・・・それでいて家具的な魅力も、などなど、あれこれ考えながら選ぶことになるはずです。
我が家の場合は、なるべく大きなヴィンテージのサイドボードを探してテレビボードと収納を兼ねようと思っていたのですが、どうしても納得のいく高さの家具を見つけることができませんでした。
そこで、理想的なものではないけれど将来買い替えを想定して我が家のリビングに無理なく置ける横幅の最大値決めてテレビボードを探すことにしました。
色々とこだわって探すつもりでいたけれど、Francfrancのオンラインショップを見てみると、けっこうヴィンテージとの相性がよさそうなかわいい家具もたくさん。
横幅的にちょうどよい感じの大きさだったし、ほとんど即決でこのテレビボードに決めました。
細かい部分を見ていけば物足りない部分ありますが、テレビを32型から40型のものに買い換えた後も、特にストレスなく使うことができています。
こだわりは色々あるかと思いますが、やっぱり横幅は可能なかぎりの最大値を選んでおくことが失敗を防ぐコツかなぁと感じました。
テレビボードは、いざ探すとなると、大きさや周辺機器の収納、ケーブルの処理などテレビボードとしての機能やデザイン・素材といった見た目も大切。
致命的な失敗にはなりませんでしたが、やっぱり理想的なテレビボードを選ぶのは難しい。
これから新居に合わせてテレビボードの購入を考えている人に向けて、参考になりそうなサイトさんをまとめて紹介して記事にしておきます。
テレビボードの選び方の基本
細かい条件は、設置するお部屋の環境に左右されますが、まず、このふたつのページを見ておけば、抑えておきたいポイントはほぼ網羅されています。何事も基本が大事。
家具メーカーのサイトに選び方について書かれているページがあります。
カリモクのページには、テレビボードのタイプ、扉の開き方、サイズ、収納したいものなどなど、細かくポイント別にページ分けされていて、とてもわかりやすく解説されているので、まずはサクっとでも目を通しておくとよいかと思います。
インテリアショップRe:CENOのページにも簡潔にテレビボードの選び方がまとめられています。
たくさんのページに目を通しましたが、重要なポイントをざっくりまとめておきます。
- 横幅は大きなものを
- テレビは目線を少し下げて見れるようにすること
見た目のバランス、直接テレビにぶつからないように、テレビよりひとまわり大きなものを選ぶこと。
最低でも10cm以上大きなものを選んでおくことが勧められています。
ある程度具体的な数字が書かれていますが、横幅は設置できる可能な限りの最大値を購入しておけば致命的な失敗は防げるはずです。
我が家の場合は、リビングが2階にあるので、搬入搬出に無理ない範囲での最大値ということで160cmのものを選びました。
テレビ買い替えの前は37型でしたのでかなり左右に余裕がありましたが、余裕があるぶんには問題はないと感じています。
ラジオやスピーカー、ディスクプレイヤー、ちょっとした小物などを無理なく置くことができます。
テレビを大きなものに買い換えましたが、テレビボードの買い替えの必要はありませんでした。
横幅が大事な理由は、よほどイレギュラーなものでない限りそれだけ収納スペースも増える、余裕ができるということにつながるからです。
横幅が決まったら、高さを考えましょう。
北欧系のヴィンテージサイドボードをずっと探していましたが、海外のサイドボードは概ね高さが70cmほどあります。
ダイニングテーブルでテレビを見るのならこの高さでも無理はありませんが、リビングのソファ、床に座って見ることもあるので、この高さでは辛すぎます。
我が家のダイニングテーブルからテレビまでの最短距離は250cmほどですが、高さ43cmのテレビボードを使っていても『低すぎる』見辛いと感じたことはありません。
我が家のように、ダイニングテーブル・ソファといった条件が混在している場合、低い位置で見る高さに合わせておけば特に問題はありません。
視線を上げて視聴する環境は、肩こりなどの原因にもなるそうなので気を付けましょう。
購入したテレビボードをどんな風に使っているか
購入したのは、FE 160のブラウン。
左右ふたつの引出しと、真ん中に扉つきの収納。
下にふたつの収納スペースがあります。
左右の引出しには、CD、DVD類とゲーム類をわけて収納。
真ん中には、リビング用のMacBookをしまってあります。
本当はここにDVDを収めたかったのですが、主に下の子が使うので、ボードの上にオーディオと一緒においてあります。
下のスペースには、トレーをいれて、リモコン類を収納しています。
横幅は160cmでテレビは32インチ。
本当はもっと巨大で収納力のありそうなものを購入して、あれこれ収納したかったのですが、こまごまとしたものは、左右の棚にそれぞれわけていれてあります。
テレビボードに限らず家具は極力大きなものがよいと思った
急いで購入した割には、予算的にもサイズ的にも致命的な失敗はなかったと感じているテレビボード。ただ、搬入できる範囲で最大値を購入したつもりでしたが、全体的なバランスを考えるともっと横に大きなものを入れておいてもよかったと感じます。
我が家は壁づたいにテレビボード、左右に収納家具を置いていますが、やはり家具と家具の隙間ができ収納スペースのロスになりますし、すっきり感が失われてしまいます。
40cmほどの高さで横一列に長いもの(3m越え程度のもの)を設置できたら収納に余裕もできるはずだし、スッキリできると考えています。
USMハラーが理想のテレビボード
現在使用しているFrancfrancのテレビボードに実用的な不満はほぼありませんが、購入前に少し考えていたのはUSMハラーのキャビネット。
買い替えるとしたらほぼこれです。
USMは750mm幅のシェルフを自由に組み合わせカラーやサイズをカスタマイズできるのが最大の魅力。
壁づたいに横一列のものをどーんと置けたら良いなぁと思います。
USMハラーは、組み合わせ自由で組み替えも可能ですが、専用工具が必要なため、組み立て、設置は全て購入店での対応となります。
※一応、個人でも工具を入手して分解できなくもないらしいですが
組み替えにわざわざ業者さんを手配するというのが、手間も費用もかかるのでかなり敷居が高いと感じてパスしましたが、組み立て式なので搬入に頭を悩ませることもありませんし、どんと大きな家具をひとつで済ませてしまった方が部屋がスッキリします。
引っ越したばかりで、このような家具を考えて導入する余裕がありませんでしたが、事前にきっちり計画が立てれる方には、候補に入れておくべき家具のひとつになるはずです。
ちなみに現在は、カラーやサイズ、オプションなどをネット上で試せるシュミレーターもあるので、事前にある程度イメージすることも可能になっています。
カラーはグリーンで、気になるユニットを選んでシュミレーターを使って見たところ、 750mm×435mmのシェルフを5つ繋げて、パネルなどのオプションを選び本体価格270,000円ほど。
これに設置費用などがかかり高価な買い物になりますが、ぴったりなサイズ、好きなカラーを選べるということを考慮すると、まずまず現実的な価格に収まりそうです。
USMハラーの参考ページ
自由な組み合わせで、環境にフィットしたものを設置できるUSMハラーのキャビネット。バリエーションは無限なので、納入事例を見ているだけでもヒントがたくさんあり楽しめます。
こちらは、USMハラーのテレビボードを購入した方のブログ。
- シンプルでおしゃれなデザイン(でも、シンプル過ぎるのは面白くなくてイヤ)
- 幅が1200mm程度(1500mmだと部屋が窮屈な印象になる)
- 足高であること(床暖房の効率を考えて)
- 角が丸いこと(子供がぶつけても大事故にならないように)
なかなか納得したものがなく、たどり着いたのがUSMハラー。
窮屈になるということで小さめのテレビボードになっています。
テレビボードについて書かれているサイトさん
絶対的に抑えておくべきポイントを外さなければ、すぐに買い換えたくなるような致命的な失敗は避けることができるはずですが、ライフスタイルもそれぞれ違うようにこだわりも人それぞれ。どのように選んで、どのように使っているのか、参考になりそうなページを紹介しておきます。
コーナータイプ
できるだけお部屋を広く使おうと思うと、コーナー型のテレビ台になるようです。
とってもスッキリしていますね。
背面のコードもスッキリ収納できて、キャスターつきテレビ台が紹介されています。
DIYのテレビボード
こちらはテレビボードを自作した方の記事。
記事は3つ続いていて、制作費用などについても触れられています。
IKEAで1万円以下で購入できるので、ほかの人にはお勧めしないと締めくくられていますが、スッキリと素敵なカラーのテレビボードができあがっています。
大型のテレビに買い替えを機に、今までのテレビボードに自作の棚を+。
ぴったりなものは作った方が早い・・・とのこと。
モノを棄てることなく、素敵に活用されています。
こんな感じで賃貸でも部屋を傷つけること無くDIYをすることは可能なので部屋にこだわりたいという方は是非チャレンジをしてみて下さい。
何でも自分でやってみることが大事です。
ディアウォールを使って、ものすごいラックを製作した方の記事。
賃貸で全く傷をつけずにというところがすごいです。
ヴィンテージサイドボード
実際、マンションやアパートに住んでいる方だと、部屋のスペースに限りがあるため、極力家具などの大きいものは置きたくないという声も聞いたことがあるのですが、私はその反対。キチンと家具を置いて、収納する場所を作りました。
どうしても賃貸マンションは収納スペースが少ないのですが、その分キチンと家具を配置することで、余計なものを床などに置いたり、その場限りの隙間家具を買うこともなく、今でも引っ越したときのままと(ほぼ)同じ状態です。
アンティークショップHandleのBlog。
高さ70cmの北欧のサイドボードにテレビを置いています。
写真を見ているとテレビを置くには少し高い・・・と感じますが、脚をカットせずにそのまま使用しているとのこと。
狙い通り、収納的には成功している様子です。
カリモク
一番人気のテレビボードが、2012年グッドデザイン賞を獲得したこちらのシリーズのようです。カリモク家具 QT7017
posted with カエレバ
横幅2038mm高さ46mm。
レビューを見ると、テレビボードとして作られている家具なので、配線の取り回しや収納などしっかり配慮されている様子です。
造り付け
新築に引っ越すときに考えられるのが造り付け。収納力抜群でスッキリしそうな感じですが、ものによっては圧迫感が気になります。
テレビボードはダイケンというところのミセルというものを造り付でつけてもらいました。
こちらはユニットを自分の好きなように組み合わせて作っていく家具です。
造り付なので転倒する心配はないし、自分の収納したいものに合わせて作ることができるので、無駄なく収納できます。
マンションをリフォームするときに、造り付けのテレビボードにリビング学習ができるように子どもさんのスペースを確保。
二人ぶんの学習机と収納力があるテレビボードが上手にレイアウトされています。
こちらは、一条工務店の造り付けテレビボードが紹介されています。
55インチのテレビが壁掛けタイプになっています。
あと、支店長さんが言うには、「テレビは進化しますからねー」、とのこと。
つまり、テレビの進化とともに、テレビボードも小さくなってきたということなんです。
なので、ここまで大きなテレビボード、しかも造り付けだと、将来的に不要になった場合に取り外しにも大変だし、面倒ですよと。
造り付けを考える前に、一度目を通しておきたい記事。
様々な造り付けの事例に目を通しましたが、収納力はあるもののテレビを囲みこむようなものは全般的に圧迫感があります。
テレビボードを取り急ぎ購入し5年が経過しましたが、ローボードの延長的なものならばありだと思うけれど、我が家の場合は大げさな造り付けは考えられません。
壁掛け
壁掛けテレビは最高に快適です。
時代とともにテレビの周辺機器がドンドン無線化したり、ネット配信サービスが充実してきたので、昔みたいに敷居の高いものではなくなってきたと思います。
今新築を考えていて、このページをここまで見てくださった方には、ぜひやっていただきたいです。
新築時に壁内配線で壁掛けテレビを選択した方の記事。
費用についても12万円で実現できたと書かれています。
ケーブルトラブル、規格の変更などが必要になった場合、かなりのデメリットもありますが、掃除やすっきり感といったメリットをとったようです。
壁掛けテレビは、配線の処理をどうするかが悩ましいですが、ホッチキスで固定できる壁美人を使用すれば低価格で実現可能です。
我が家は壁掛けテレビは使っていませんが、シェルフやコートハンガー、額縁、時計を壁美人で固定しています。
使い方はとっても簡単ですよ。
テレビボード選びの良記事
こちらの記事では独自の視点で、テレビボードよりソファ選びを優先、幅より奥行きが肝、使い慣れた既存のものをとりあえず使うことをなどを勧めています。テレビボードを最後に決めるべきというのはとても説得力があります。
購入してから読んだ記事ですが、急ぐ必要はなかったなぁ・・・とちょっと後悔。
失敗したくないなら、必ず目を通しておきたい良記事です。
テレビボード選びについて記事が充実しているのがこちらの記事。
細かい条件に分けて書かれている記事にリンクされているので、ある程度絞り込めてきたらこちらで確認してみるとスッキリできるはずです。
新築の時に買うテレビボードで後悔しないために
新築への引っ越しに合わせて購入したテレビボードは、致命的な失敗もなく、慌てて買った割には悪くなかったと感じています。欲をいうと、カラーはもっと明るいもの。
収納という機能も考えていたので、サイズ的にもっと横幅の大きいものをと感じます。
質感という面では、ちょっともの足りない部分もありますが、価格的にも買いやすく、そこそこかわいい家具がそろっているので、とりあえずFrancfrancを覗いてみるのも悪くない選択です。
子どもたちも成長しライフスタイルも変わってくるはずですし、この程度の出費ならそれほどダメージはありませんしね。
テレビボード購入から5年が経過して振り返りましたが、後悔しないために最も大切なことは急がず最後に決めること。
家の購入も、引越しのタイミングも急なことで準備不足すぎたのですが、テレビボードは、買い替えを想定して選んだので、すぐに買い換えたくなるような致命的な失敗は防ぐことができました。
とはいうものの、リビングの環境がもう少し整うのを待ってから探してもよかったかなぁと、結果論ではありますが、慌てすぎたかもしれないと感じています。
心地よいリビングを実現するためには様々な要素があるので、既存のものを使ったり、場合によっては最初から買い換えてもダメージの少ないものを選ぶということもありです。
テレビを大きなものに買い換えるかもしれませんし、技術が進んでシステムそのものを見直さなければならないかもしれません。
とりあえずのものを使っている間に、不満な点や求めるテレビボードに求める機能についてもしっかりと固まってくるはずです。
新築に合わせて綺麗なものをと急ぎたくなりますが、長い目で見てゆっくり検討して、テレビボードは最後に決めるということが何より大切なことだと感じました。
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