そよかぜスタイル

テーブルと椅子を揃える時にこれだけは絶対抑えておきたい見落としがちなポイント

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戸建てに引越し後、椅子を使うテーブル(デスク)が、計5つになった我が家。
内訳は、ダイニングテーブル、書斎のデスク、勉強机×2、鏡台として使用しています。

そんな我が家ですが、最近、アーコール スタッキングチェアをヴィンテージで購入しました。
現在は、マーガレットハウエルが復刻させ、カラーバリエーション豊富な名作チェアのひとつです。



もともとこの椅子は、学校用に積み重ねることもできる椅子としてイギリスで製造が始まりました。

購入したチェアは、座面高38cmのブルードットのアーコール。
ちょっと小ぶりな部類の椅子になりますが、我が家のダイニングテーブルにぴったり。

今まで様々な机や椅子を購入してきましたが、どうしても譲れないポイントがありました。

それはテーブル(デスク)と椅子の差尺をちゃんと測ることと、使い回しを意識して、家中の机や椅子の高さを一定にすること

このこだわりを持ったおかげで、椅子と机をバラバラに購入してもサイズ的に窮屈になるような失敗もなく、結果的に費用やスペースの節約につながっていると感じました。
家具の通販を見ていても意外と表記がなくてわかりにくい差尺。
机と椅子の幸せな関係を作るためには欠かせない意識するべきサイズです。
我が家でうまくいったと感じた、テーブル(デスク)とチェアの揃え方について記事にしてみます。



ちょっと小ぶりなアーコールチェアがベストだった





ダイニングテーブル、勉強机、作業台。
気に入ったデスクやテーブルを必要に応じてコツコツ集めていたら、天板が跳ね上がるヴィンテージのスクールデスクがふたつ、作業台、2人用の学校机、新居用に北欧のダイニングテーブル合計5つになりました。

小さな建売の家ですが、可能な限り大きなダイニングテーブルを置き、その『テーブルを中心に人が集まる賑やかな家に』とインテリアを計画。
新居に移る前までは、160cm×80の作業台をダイニングテーブルに使用していましたが、新居用に購入したダイニングテーブルは、90cm×220cm。
北欧ヴィンテージのテーブルとしては、高さが低い68cmのテーブルを購入しました。

理由は、買い換えたダイニングテーブル専用に椅子を新たに購入することは避けたかったからです。

その結果、ダイニングテーブルで気持ち良く使える椅子の座面高は38cm前後。
この高さの椅子は、名作チェアに憧れる者にとっては探しにくいサイズです。
ゆったりめのYチェアも、復刻版のアーコールチェアも、海外の名作といわれる椅子の座面高はだいたい40cmを超えています。
肘掛のあるようなデザインのチェアは、くつろげるけれどそれだけスペースが必要。

いろいろと考えると、学校用の椅子、スクールチェアが小ぶりで、かつ、しっかりしていて、大人でも子どもでも比較的しっかり座れる。
こういったチェアを使えば、我が家のダイニングテーブルは10人程度でもじゅうぶん使えます。

こんな条件の中でぴったりだったのが、アーコールのスタッキングチェアだったのです。
ヴィンテージのアーコールチェアには、背もたれのバーが1本のシングルバック、2本のダブルバック、サイズの違いを表すグリーンやイエロー、レッドなど各色のドットがありますが、二番目に大きなブルードットがぴったり。

ゆったり感や高級感はありませんが、小ぶりな椅子はスペースを必要としないし、さすが学校用として作られたもの、数十年を経た椅子でもかなりしっかりしています。
ちゃちな感じはしないけれど、このしっかりさが嘘のように軽いのも素晴らしい。
椅子は、立ったり座ったりする時に必ず動かすものだから、動かしやすいという部分も立派な椅子の機能だと、アーコールチェアを購入して改めて感じることができました。

ダイニングにベンチを合わせるインテリアが注目される機会もありますが、やはり、個々の椅子が動かしやすいというのは外せない機能です。
詳しくは過去記事を御覧ください。



ここだけは抑えておきたい机や椅子を選ぶときに外せない見落としがちなサイズ

机などの家具が大好きな私。
もともとは用途が違うさまざまな机や机ですが、机の天板の高さ、机の天板下の高さ、椅子の座面の高さの3点を、ある程度一定に揃えるように意識して揃えてきました。
写真で見ていただくと、ココの部分です。

勉強机と椅子


机の天板や椅子の座面の高さについては記載されているショップさんは多いのですが、収納や幕板がある場合、肝心な机の天板下の高さが記載されていないショップさんがとても多いと思います。
特に通販で購入する場合は、机の下に収納があったり幕板がある場合があるので要注意。

心地よく使える机や椅子を選ぶために、この3点の位置関係を抑えておけば、極端な場合を省き子ども用のスクールデスクを大人が使っていても問題ありません。







椅子の座面の高さからテーブルの天板の高さの間隔"差尺"が一定なら、70cmを超える机を選んでも、68cmの机を選んでも、机の使い心地はほとんど変化がないはずです。

そして、幕板や引き出し収納がある場合は、天板下(幕板)〜座面までの高さのチェックを忘れずに
広い場合は、ゆったりするだけ(天板の高さが同じなら)なので問題になるようなことはありません。
ここが窮屈だと、いくら天板の高さはちょうど良くても、席を立つ時も、座る時もストレスになりますし、リラックスできなくなるのはなんとなく想像できますよね。
あまりにも狭いと、そのテーブルにその椅子の組み合わせでは、腰掛けることもできなくなります。

家中の机と椅子の高さを揃えて感じたメリット

椅子4脚

我が家にある机、テーブルの高さは、68〜65cmと少し低めな部類に入ります。
椅子は、高いものを取る時に使う予備的なものと、次男用のストッケ(こちらは高さ調整ができる)を省くとだいたい座面38cmほど。

こうして、高さをほぼ一定に揃えておくと、どんな椅子と机の組み合わせでも無理なく使うことができます。
来客時に椅子が足りなくなって困ってしまうということもありません。

我が家では、引っ越しと同時にダイニングテーブルも大きくなった(引っ越し前6人〜8人、引っ越し後10人〜12人)ので、来客時に使う椅子の数が増えましたが、慌てて買い足す必要はありませんでした。

チェア×4脚、スツール×3脚をダイニングテーブルにセットしていますが、テーブルの大きさに合わせて合計10人になるような来客に備えるならこれでも3脚足りません。
こんな時でも、他の部屋の使っていない椅子をダイニングテーブルまで持ってこれば足りるので、急に人数が増えた時でも、余裕を持って対応できます。
引っ越し後、出費が多かったので、ダイニングテーブル用に急いでチェアを買い足す必要がなく本当に助かりました。

嬉しいことに『集合場所は我が家で』と、ご指名いただくことも増え、お友達や家族と集まってご飯をする機会も増え、『ダイニングテーブルを囲んで賑やかな家にしたい』という、ささやかな願いが実現しています。

テーブル(机)の高さや、椅子の高さはどのように決めればいいのか調べてみた

海外のテーブルなどは70cmを超えるものがほとんどのようですが、一般的な計算方法があるようです。
参考になりそうなページを紹介しておきます。

数通りの計算方法と、名作チェアの座面高(SH)を照らし合わせながら、個人的な使用感も書かれています。




こちらはタイトル通り。






座り心地がよいかどうかは、机の高さから椅子の座面の高さを引いた「差尺(さじゃく)」がどれぐらいあるかにかかっています






我が家の机と椅子はこの高さで揃えた

我が家のテーブル、机は全て68cmを基準に、椅子は調整できるものも含めて、座面高(SH)38cmを基準に選びました。
身長は、180cm弱〜157cm、ちびっこの次男は130cmという家族構成。

万が一、どこかの椅子が故障しても、修理や買い替えの間、代わりの椅子にも困らないので不自由なことにもなりません。
子どもが大人の机を使っても、大人が子どもの机に向かっても、ほとんど違和感を感じる事がないのもメリットです。

デメリット

テーブル高さ70cm以下に揃えているので、海外製の名作家具のほとんどの座面高(SH)が高過ぎます。
海外の家具は、体格や生活習慣の違いで(大柄な人が靴を履いて生活している)、どれも背が高く、ほとんどが40cmオーバーで造られています。
脚をカットできるものを選べば良いですが・・・68cmの高さのテーブルに合うチェアは探しにくいサイズ。

三点のサイズを意識して揃えることでシンプルに





我が家の机は、全て低めの高さで揃えました。
テーブルやデスクに合わせることを考えたら、ヴィンテージもののアーコールチェアがぴったりな選択肢のひとつになりました。
憧れの名作チェアのいくつかは諦める結果になりましたが、ちょっと低めのテーブルは、圧迫感もなくお料理がちゃんと見渡せます。

テーブルや机の高さをある程度揃えたことで、どの椅子も全ての机で気持ち良く使え、6人程度のお客さんなら、違和感なくダイニングテーブルでお茶やお食事を楽しんでいます。

無駄なく低予算で、急な来客時でも気持ち良く対応したい。いつでも人が集まれる賑やかな家にしたい。
そんな理想を実現できつつあると実感できる機会も増えてきました。

特に、見落としがちな、天板下〜座面の高さを必ず意識したことで、全て個々に揃えた机(テーブル、デスク)と椅子で、サイズ的な失敗は一度もありません。


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