そよかぜスタイル

お買い得な産直市場が開催される文化財『旧三河広瀬駅』を親子で満喫してきた

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無人農園で購入した栗
お買い物してきた栗 / Old Pyrex Mixing Bowl 402



野菜が高すぎるので、廃線跡の駅で開催されている市場に行ってきました。
その駅は、国の文化財に指定されている旧三河線、三河広瀬駅。

茄子ひと袋(4本入り)大根菜ひと袋100円、栗ひと山200円・・・
あまりにもお買い得な価格で、嬉しい悲鳴の連続だった今回の日帰りの旅行。
きれいな景色を楽しみながら、しっかりレジャーも楽しんで大人も子どもも大満足。

市場や周辺の野菜販売所、廃線跡の様子、グルメスポットなどを記事にしてみます。

お買い得なお野菜を購入する旅行概要

今回の目的は、2004年に廃止された、名鉄三河線の廃線跡をめぐりつつ、お買いものを楽しもうというもの。※この記事では、廃止区間に指定された通称「山線」を三河線と記載しています。

旧三河広瀬駅




もともと三河線は、紅葉で有名な足助まで建設が計画されていた路線。
鉄道からも、山あいの奇麗な景色を楽しむことができました。
廃止から10年以上経過しているのに、ほとんど当時のままの姿を残している貴重な廃線跡でもあります。

現在、終着西中金駅からひとつ手前の三河広瀬駅では、趣のある木造駅舎が保存され、毎週、土・日と市場が開催されています。
今回の旅の最大の目的は、この駅で開催されている市場でお野菜をたんまり購入すること。
市場でのお買いもののあと、駅の側線跡を利用した、全9ホールのパターゴルフ(正式にはマレットゴルフ)を親子3人でプレー。
待合室を利用した喫茶スペースで小腹を満たして出発。

途中、無人販売所に立ち寄ったりしながら、旧西中金駅や三河御船駅の様子を写真に収めてきました。

野菜爆買いツアーへ!

まずは、三河広瀬駅を目指しますがその前に。
豊田市郊外のこのあたり、すいか、桃の生産も盛んな土地。
野菜販売所もあちこちにあるのでちょっと見物していきます。



野菜の無人販売所
立ち寄った無人販売所



野菜の無人販売所
100円の文字にテンションがあがります



ちらっと覗いてみると、茄子やししとう、大根菜が100円という嬉しいお値段(特に最近、葉物はほいほい買えないぐらい高いですからねぇ・・・)。

迷わず、ひと袋ずつ購入。
こういった販売所は、おつりが出ないので、かならず小銭を用意しておきましょう。

国道419号線(亀首町前田交差点)から、東海環状道方面へ向かっていく道沿いに野菜の販売所が2件ほど営業していました。
亀首町前田交差点or林テレンプ本社工場から、豊田煉瓦工業亀首センターを目指していくとわかりやすいです。





ここへ着いたのはAM8:30ごろ・・・
もう一件、販売所がオープンしはじめましたが、市場が気になるので駅を目指します。
次は、いよいよ本命の旧三河広瀬駅の市場を紹介します。

家族で楽しめた旧三河広瀬駅の市場

旧三河広瀬駅
駅前は整備されたものの木造駅舎は健在 / 三河広瀬駅



木造駅舎
文化財に指定されている木造駅舎



市場の開店は8:30~で、喫茶は9:30〜12:00(※14:00までの記載もあり)。
こういった産直市場は、豊田市内だけでも紹介しきれないほど開催されているようです。
詳細は、愛知県の公式サイトで



少し出遅れてしまいましたが、ここのお野菜はとてもお買い得なので、いいお野菜を購入しようと思うと遅くてもAM9:00には到着しておきたいところ。

途中、旧枝下(しだれ)駅や川を渡る鉄橋を眺めながら先を急ぎます。





現役時代から駅舎があったのは、終点の西中金駅と三河広瀬駅のみ。
駅舎は文化財に指定され、廃線後も駅舎がほぼそのままの姿で活用されているというのはとても素晴らしいっ!
人がいることで駅としての機能もしっかり満たしているかのうようです。



木造駅舎内
喫茶スペースにもなっている待合室 ほぼ当時の雰囲気を保っています



三河広瀬駅の市場
待合室を抜けると産直市場のテントがあります



自然に、歩く速度が速まります。



三河広瀬駅の市場
お野菜はひと袋120〜150円ほど



三河広瀬駅の市場




「いいお野菜からどんどんなくなってしまうから、朝いちばんに来てもらうといいよ」
9:00ごろには着きましたが、これでも、野菜は売れてしまってけっこう減っているとのこと。



かぼちゃ、なすび、いんげん豆、じゃがいも、たまねぎ、気になったお野菜を手当たり次第買っていきます。



三河広瀬駅の市場
スーパーの袋2袋ぶん野菜を買いました



「長いなすびは、食べる前に切って塩揉みして食べるのが好きだなぁ。もちろん普通に料理に使ってもいいけど」
「よかったら柿を食べてってね。ちょっと青物が欲しい時にきゅうりとマヨネーズで和えるとさっぱりしていて美味しいよ」

野菜を選んでいる間、美味しい食べ方も教えてもらえます。



三河広瀬駅の市場
試食の柿



「ここへは、何回も来てくれるお客さんがたくさんいて、野菜を喜んでもらえて、私たちはここでお客さんたちに力をもらえてありがたいんですよ。こういう場所がなかったら、老人はだめでしょう?元気でいられるから本当にありがたいです」

この市場で出会ったおじさん、おばさんは、本当に生き生きとしていてうらやましいぐらい。

新鮮な野菜は、欲しい人の元へお手頃価格でまわっていき、地元の高齢者の方にとっては、日々の農作業に張りがでて週末の楽しみが増える。
まさに一石二鳥。
そのよい循環を生み出している舞台が、歴史のある駅というのは素晴らしいことだと感じるのは鉄道が好きだからでしょうか。
廃線後、10年以上が経過してもなお、モノや人が行き交い『駅が駅らしく』存在し、公共物として地域を支えているようで頼もしく見えました。

「よかったら子どもさんもいるし、マレットゴルフやっていって」
おばさんがロッカーから道具を出してくれました。
そろそろ、みたらしが焼き上がる頃だったので、出札口で注文を済ませてゴルフにチャレンジしてみました。



マレットゴルフのコース図
全9ホールのコース



側線を利用したマレットゴルフのコース
側線を利用したコース



側線跡を利用した全9ホールのコース。
適度な段差があり、相方40打、そよかぜ60打、次男80打でホールアウト。
けっこうな運動になります。
コースの長さから、かつて貨物輸送が盛んだったことを感じます。



側線を利用したマレットゴルフのコース
ゴルフ初挑戦の下の子も夢中



マレットゴルフでひと汗かいたあとは、駅舎の喫茶スペースで小休止。
待合室の片隅に用意されているお茶を湯飲みに注いで、注文しておいたみたらし団子をいただきます。



駅舎の中でみたらし団子
駅舎の中では4〜5人の人が忙しそうに働いていました



みたらし団子は1本60円。
その他、五平餅1本150円、大きなおはぎ100円、五目ご飯1パック150円〜、コーヒー、紅茶250円。

駅舎には、『モーニング』を楽しみにきている方もいてけっこうな賑わいです。
コーヒーは、添えられたバスケットになにやらあれこれ入っている様子でとっても気になりました。
今回は、家からコーヒーを持ってきていたので、次回に頼んでみようと思います。



駅舎の中でみたらし団子をほおばります
3人で5本いただきました



五平餅も食べたくなってしまいましたが、タイミングが合わずに断念。
どれも美味しそうなので、これはと思ったら直ぐに注文することをお勧めします!

この後、もう一度プラットフォームを見に戻って、駅の雰囲気を満喫してきました。
市場のおばさんに西中金駅はどうなっているのか聞いてみると
「西中金駅は、11月頃からここみたいに喫茶をはじめるみたいだよ」
と、嬉しい返事が返ってきました。

2年ほど前、旧西中金駅を訪ねたときに大規模な工事が始っていたので、もうあの駅舎は見れないものだとあきらめていたので期待が膨らみます。

三河広瀬駅では、11月22日(2015年)にもみじ祭りをするそうで、豚汁などがふるまわれるとのこと。
「また来て下さいね」そう見送られて西中金駅を目指すことにしました。

次は、廃線跡のみどころ、周辺のグルメスポット、美味しい栗の販売所を紹介します。

旧名鉄三河線廃線跡の見どころ

三河広瀬駅の駅名看板




旧三河広瀬駅の市場は、お野菜が大変お買い得。
約1300円ぶん、お野菜を購入。
スーパーのレジ袋に2袋ぶんいっぱいになりました。
軽食程度なら、駅舎の中の喫茶スペースでじゅうぶん対応できます。

オーダーによっては、時間がかかるものがあるので、予定を告げて、散策前に注文をしておいてもいいかもしれません。

気になるお手洗いは、しっかり整備されているので安心して下さい!


旧広瀬駅 見どころ

バスターミナルにあった看板
旧広瀬駅前にあったバス乗り場の案内板



現役時代と比べると、かなり整備されて奇麗になった駅前ロータリー。
でも、好きな人にとっては、見どころ満載だと思います。



駅前旅館
駅前旅館



大きなスズメバチの巣が印象的だった駅前旅館。
いつかこの駅前旅館に宿泊して列車に乗っていこう・・・その願いは叶いませんでしたが、廃線前からの雰囲気をしっかり保っているようでした。

こういった駅前旅館がネットで予約できるようになって、いい時代になりましたね・・・
ここに宿泊、小原の四季桜(見頃は11月〜)を見にいくプランもオツだと思います。





復元、保存というと、へんにピカピカなリニューアルをされてしまいがっかりしてしまうことが多いのですが、旧三河線は、かなり当時の雰囲気を大切にした保存がされていると思います。
これは、箱を重視する作り手目線のものではなく、人を中心に利用者目線で考えられているよい例だと感じました。



駅舎内の料金表
料金用も残っています



出札口周辺
出札口の上には名鉄の気動車の写真が飾られていました



現役時代に出札口のシャッターが開いているところを見たことがありません。
いつの頃からか、シャッターはぐにゃりと変形してしまっていましたが、それもそのまま使用されています。



駅の観光看板
駅舎の壁には観光案内の看板



だいぶかすれてきていますが、東海自然歩道の案内看板もそのまま残されています。
もちろん、看板には三河広瀬駅が書かれています。



三河広瀬駅のホーム
ほどよくカーブしたプラットフォーム



ほどよいカーブの先から、今にも電車が走ってきそうなプラットフォーム。



駐車スペース
旧三河広瀬駅 駐車スペース



ここへは、大半の人が車で移動してくることになるはずです。
気になる駐車スペースですが、駅舎の脇(向かって左側)の空き地に3台ほど、線路跡の西中金方向に駐車スペースがあります。
矢作川を渡ってくると、写真の通り看板があるのでわかりやすいです。



西中金方面を見る
踏切跡から西中金方向



大きな通りを渡る踏切は奇麗に整備されてしまっていますが、線路や枝下、三河御船といった駅や施設もほぼ末期の状態を保っています。
廃線跡初心者の方にお勧めできる路線です。

動画で三河の情報満載なこちらのサイトで、廃線跡の様子を楽しむこともできます。
あまり作り込まれていない構成に好感が持てます。



三河広瀬駅周辺のグルメ

駅のすぐ前には、矢作川が流れています。



矢作川の広瀬やな
対岸の広瀬観光やな



川の対岸には、広瀬観光やながあり7月中旬ごろ〜10月中旬ごろまで鮎料理を楽しむことができます。
このあたりは、岐阜のやなとは違い、鮎ご飯が出てきます。
私は、鮎雑炊より、鮎ご飯の方が好み。

コースは、記憶をたどると2,500円ぐらい。
昔ながらの工法で作られたやなも見どころのひとつ。


フリーダイヤル 0120-42-2359

三河といえばうなぎ!
お店の雰囲気も含めて『うな武』一択です。



うな武のある平戸橋あたりは、かつて国鉄バスの要衝というどうでもいいような情報も、せっかくなのでぶっ込んでおきます。
国鉄バスが最初に開通した路線でもあり、バス駅がこのあたりにあったそうです。

少し、市街地方面へ足を伸ばすなら、味噌煮込みうどんの『大福』もお勧め。
味噌煮込みが苦手な方は、コシのあるうどんと天丼のセット『どんどんセット』もよいです。



豊田では、五平餅をソウルフードにしようという取り組みがおこなわれています。
特に三河の山間部は、五平餅あちこちで見かけます。
看板通り、ほんとうにわらじみたいな巨大五平餅が出てくるお店もありますよ!



旧西中金、三河御船駅

修復後の西中金駅
修復後の西中金駅



終点、旧西中金駅へは、車で10数分ほどで到着できます。
行楽シーズンは、渋滞が激しいイメージがあるので、ここまで入ってくるのはなかなか勇気がいります。



修復後の西中金駅
西中金駅の案内板



修復後の西中金駅
線路の反対側から駅舎をぱちり



旧西中金駅
看板に名鉄の文字が残っています



修復後、どんな雰囲気になっているのかと気になりましたが、こちらもかなり原型をとどめているようです。
駅の脇にあった売店、足助方面に接続していた、特徴的なバス乗り場はなくなっていました(残念)



S字カーブ三河広瀬〜西中金
架線が残るS字カーブ



末期は、気動車が行き来していましたが、以前は電化されていました。
レールガイというグラフ誌に三河線の特集があり、西中金まで入ってきている貨物の様子を目にしていた記憶があるのですが、昭和38年廃止となっているので記憶は曖昧ですね・・・(三河広瀬駅までは59年まで貨物輸送があった)



旧三河御船駅
旧三河御船駅



旧三河御船駅から猿投方面を望む
猿投方向に線路が残っていました



旧西中金駅をあとにして、旧枝下駅、桜の名所だった旧三河御船駅を見てきました。
旧三河御船駅も時が止まったかのように当時の姿を保っています。
ただ、駅前の広場には入れるようですが、ホームに立ち入ることができません。
桜の木も残っていたので、桜の時期に訪れたい場所です。

無人販売所で栗も購入
この一連の旅で最後のお買いものになったのは、旧枝下駅〜三河御船駅へ向かう途中で見つけた栗の販売所。



栗の販売所
栗アリマスの看板



せっかくここまできたのだから、栗も買っていきます。



栗の販売所
一山200円



この栗は、今朝とってきたものとのこと。
ちょうど600円あったので、3つ購入。







場所は、枝下駅から三河御船駅に向かっていく途中、サークルKを超えた道沿いです。
こちらの地図でアパートを目指していくとわかりやすいです。
参考にしてみてください。

さっそく栗ごはんにしていただきましたが、購入した栗は、6合ぶん、栗もりもりで炊いて2回分は作れる量。
甘みがあってとっても美味しい栗でした。

廃線跡をめぐる旅はお買い得なお野菜満載だった

購入した野菜
今回購入したお野菜全部!



駆け足の旅でしたが、廃線跡めぐりあり、マレットゴルフあり、お買い得なお野菜満載、きれいな景色を満喫することができました。
お野菜は、写真に写っているものすべてで2,200円ほど。
3山購入した栗がいちばん高価で600円。
親子3人でしっかり楽しむことができる旧三河広瀬駅にまた出かけてみたいと思います。

その場所にしかない"刻まれた時"をたっぷり堪能しながら、いいお買いものができました。

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